長くなった指示を、短くした記録
指示を足し続けたら守られなくなったので、削りました。

この記事の結論
- 指示を足すほど、守られる割合が下がる
- 重なっている指定を削ると、通りがよくなる
- 長さより、指定の数を減らす
- 指示を足すほど、守られる割合が下がる
- 重なっている指定を削ると、通りがよくなる
- 長さより、指定の数を減らす
うまくいかないたびに指示を足していたら、長くなって守られなくなった。削った記録を書く。
足し続けた結果
最初は、問題が出るたびに1行足していた。
- 守られない指定が出てくる
- 強調を足す
- さらに守られなくなる
3つ目が起きた。足すほど、全体が薄くなっていた。
数えてみた
どれくらいあるか、指定の数を数えた。
- 20を超えていた
- 似た内容が複数あった
- 矛盾しているものもあった
3つ目が原因だった。「詳しく」と「短く」が両方入っていた。
矛盾を消す
最初に、矛盾した指定を消した。
- 長さの指定を1つにする
- 詳しさの指定を1つにする
- どちらを優先するか決める
3つ目を書いた。両方求めると、どちらも中途半端になる。
重なりを統合する
似た指定も、1つにまとめた。
- 「一般論を書かない」「当たり前のことは書かない」を1つに
- 「短く」「簡潔に」を1つに
- 表現が違うだけのものを探す
3つ目の作業で、かなり減った。言い換えただけの指定が多かった。
効果を確認していない指定
次に、効果が不明なものを外した。
- いつ足したか覚えていないもの
- 外して差が出るか、試す
- 差が無ければ、戻さない
2つ目をやった。外してみないと、効いているか分からない。
外しても変わらなかったもの
実際に外して、差が無かったものを書く。
- 役割の指定
- 年数や権威付けの形容
- 強調の繰り返し
どれも判断の材料になっていない。語調が変わるだけだった。
残した指定
外すと差が出たものは、残した。
- 誰が読むか
- 避けること
- 出力の形
- 迷ったときの既定
この4種類だけ残った。どれも、こちらの情報を渡す類のものだ。
削った後の変化
短くしたら、通りがよくなった。
- 指定が守られる割合が上がった
- 出力が安定した
- 直す回数が減った
1つ目が意外だった。指定を減らしたのに、守られるようになった。
なぜ減らすと通るのか
理由は確かめていないが、傾向はある。
- 指定が多いと、優先順位が分からない
- どれを守るか、相手が選ぶことになる
- 少なければ、選ぶ余地が無い
3つ目が効いているのだと思う。数が少ないほど、全部守れる。
優先順位を書く
どうしても多くなる場合は、順位を書いている。
- 「守る順番は上から」と添える
- 重要なものを上に置く
- 下のほうは、守られなくてもよいものにする
3つ目の前提で書く。全部守られる前提にしない。
分けて頼む
指定が多い場合は、工程を分けている。
- 1回目は、形だけ指定する
- 2回目で、内容の指定を出す
- 一度に全部渡さない
3つ目に落ち着いた。短い指示を数回のほうが、長い指示1回より通る。
足したくなったとき
また足したくなる場面がある。
- 守られなかったとき
- 足す前に、既存の指定と重なっていないか見る
- 重なっているなら、書き方を変える
3つ目を先にやる。同じ内容を2回書いても、守られない。
書き方を変える
足す代わりに、表現を変えている。
- 「長くしないで」→「3文で」
- 「専門用語を避けて」→「中学生に説明する言葉で」
- 否定より、具体的な指定にする
3つ目が効く。何をするか書くほうが、通りやすい。
上限を決めた
今後増えないよう、上限も決めた。
- 指定は8つまで
- 超えるなら、どれかを外す
- 外せないなら、工程を分ける
2つ目が歯止めになる。足すには、何かを外す。
定期的に見直す
見直しの周期も決めた。
- 月に1度、使っている指示を見る
- 効果を確認していないものを外す
- 重なりを統合する
1つ目を習慣にした。放っておくと、また増える。
記録を残す
外した指定も、記録に残している。
- 何を外したか
- 外して差が出たか
- また足すかどうかの判断材料にする
2つ目が大事だ。差が無かったと分かっていれば、再度足さない。
短くした後の形
いまの指示の形を書いておく。
- 前提 — 3行
- 避けること — 3行
- 出力の形 — 2行
合わせて8行ほどだ。これで、以前の20行より安定している。
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まとめ
- 指定を足すほど、守られる割合が下がる
- 矛盾と、言い換えただけの重なりを先に消す
- 外して差が出ないものは、戻さない
- 上限を決めて、足すときは何かを外す
- 長い指示1回より、短い指示を数回に分ける
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