確認を頼むときの書き方
作ったものを見てもらうとき、聞き方で返りが変わります。

この記事の結論
- 「問題ありますか」では、形式的な答えが返る
- 観点を1つ指定すると、具体的になる
- 指摘だけ求めて、直させない
- 「問題ありますか」では、形式的な答えが返る
- 観点を1つ指定すると、具体的になる
- 指摘だけ求めて、直させない
作ったものを確認してもらう用途は多い。聞き方で返ってくる内容が変わった。
漠然と聞いて困った点
最初は「問題ありますか」と聞いていた。
- 一般的な注意点が並ぶ
- 渡したものに特有の指摘が出ない
- 読んでも、何を直すか決まらない
3つ目が問題だ。指摘が具体的でないと、行動につながらない。
観点を1つ指定する
観点を絞ると、具体的な指摘が返る。
- 「消す処理に問題が無いか見て」
- 「空の入力で落ちる箇所を挙げて」
- 「件数が増えたときに遅くなる箇所は」
どれも探す対象が決まっている。これが無いと、網羅的な注意書きになる。
観点の一覧を持つ
よく使う観点を、一覧にして持っている。
- 消す・書き換える処理
- 空や想定外の入力
- 件数が増えたときの動き
- 外部とのやりとりの失敗時
この4つを順に聞くことが多い。1回で全部聞くと、どれも浅くなる。
直させない
指摘だけ求めて、直させないようにしている。
- 「指摘だけ。直さなくてよい」と書く
- 指摘を読んで、直すかどうか自分で決める
- 直すときは、別に頼む
2つ目が目的だ。全部直させると、意図しない変更が混ざる。
該当箇所を示させる
指摘には、場所を書かせている。
- 「該当する行を引用して」
- 「どのファイルか書いて」
- 場所が無い指摘は、確認できない
3つ目が理由だ。場所が分からないと、自分で確認できない。
根拠を求める
なぜ問題なのかも書かせる。
- どういう状況で問題になるか
- 何が起きるか
- 書けないなら、問題ではない可能性がある
3つ目の判断に使う。状況が説明できない指摘は、保留する。
優先順位を付けさせる
指摘が多いときは、順位も聞く。
- 影響が大きい順に並べて
- すぐ直すべきものを挙げて
- 後でよいものと分けて
3つ目が実用的だ。全部直す時間が無い場合、分けてあれば進められる。
自分の判断と比べる
指摘を読んだ後、自分の感覚と比べている。
- 自分も気になっていた箇所か
- 気づいていなかった箇所か
- 納得できない指摘か
3つ目は、そのまま採用しない。納得できないものを直すと、後で分からなくなる。
文章の確認にも使う
同じやり方は、文章でも使える。
- 「根拠が無い断定を挙げて」
- 「同じ内容の繰り返しを挙げて」
- 「前提の説明が足りない箇所を挙げて」
3つ目が役に立つ。書いた本人には、前提の抜けが見えない。
効かなかった聞き方
試して効果が無かったものも書く。
- 「厳しく見て」 — 指摘の数が増えるだけ
- 「専門家として」 — 語調が変わるだけ
- 「見落としは無いか」 — 一般論が返る
どれも探す対象が指定されていない。
確認は代わりにならない
最後に、前提を書いておく。
- 指摘は、確認の材料になる
- 最終的な確認は、自分で動かしてやる
- 指摘が無いことは、問題が無い証明ではない
3つ目を忘れないようにしている。指摘が出なかった箇所も、確認は必要だ。
観点を順に聞く流れ
確認は、1回で終わらせず順に聞いている。
- 1回目 — 消す・書き換える処理
- 2回目 — 空や想定外の入力
- 3回目 — 件数が増えたときの動き
この順番にしている。影響が大きいものから確認する。
自分で確認する部分
頼まずに、自分で確認している箇所もある。
- 実際に動かしたときの結果
- 見た目の崩れ
- 想定している使い方での動作
1つ目は代わりがきかない。動かしてみないと、分からないことがある。
確認を頼む範囲
一度に渡す量も決めている。
- 1つのファイル、または1つの機能まで
- 全部渡すと、指摘が浅くなる
- 分けて渡すと、具体的な指摘が返る
2つ目が実感だ。量が多いと、目立つ箇所だけ指摘される。
まとめ
- 観点を1つ指定すると、具体的な指摘が返る
- 指摘だけ求めて、直すかは自分で決める
- 該当箇所と、問題になる状況を書かせる
- 納得できない指摘は、そのまま採用しない
- 指摘が無いことは、問題が無い証明ではない
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