Haiku 5.5 が出た。単価が下がったぶん、何を任せ直すか

10月7日に Claude Haiku 5.5 が公開されました。発表を原文で読んで、自分の作業のどこを任せ直すか決めた記録です。

この記事の結論

  1. Haiku 5.5 は2026年10月7日公開。モデルIDは claude-haiku-5-5
  2. 入力は100万トークンあたり $0.10 から、出力は $0.50 から
  3. 速さと安さが効く作業だけを移す。考えさせる作業は移さない
  • Haiku 5.5 は2026年10月7日公開。モデルIDは claude-haiku-5-5
  • 入力は100万トークンあたり $0.10 から、出力は $0.50 から
  • 速さと安さが効く作業だけを移す。考えさせる作業は移さない

Anthropic が10月7日に Claude Haiku 5.5 を公開した。小さいモデルの更新なので話題としては地味だが、単価の桁が変わると、任せられる作業の範囲が変わる。発表を原文で読んで、自分の作業のどこを移すか決めた。その手順を書く。

1. まず原文を読む

まとめ記事には条件が書かれていないことが多い。提供元の発表と、料金表のページを見る。

  • 発表ページ(何ができるか、どこで使えるか)
  • モデル一覧(単価、文脈の長さ、出力の上限、知識の時点)

この2つで足りる。順番の詳細は発表を読むときに、確認している順番に書いた。

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2. 単価を確認した

公式の一覧では、Haiku 5.5 は入力が100万トークンあたり $0.10 から、出力が $0.50 からと書かれている。「から」が付くのは、長い要求だと単価が上がるためだ。

  • 10万トークンまでの要求:入力 $0.10 / 出力 $0.50
  • 10万トークンを超える要求:入力 $0.50 / 出力 $2.50

Anthropic は発表で、10万トークンまでの要求について「90%安い」、平均すると「実行費用が75%少ない」と説明している。

さらに下がる条件が2つある

  • まとめて投げる方式(Batch API)は50%引き
  • 同じ前置きを繰り返す場合、2回目以降の読み出しは入力単価の10%

決まった前置きを毎回付けて大量に処理する作業は、この2つが両方効く。単価表の数字より、実際にはもっと下がる。

3. 文脈の長さと出力の上限

公式の一覧では、文脈が100万トークン、同期での出力上限が12万8千トークンとなっている。上位のモデルと同じ枠だ。

安いほうのモデルだから短い、ということではない。長いものを読ませる用途でも使える。ただし10万トークンを超えると単価が上がるので、長さと費用は一緒に考える。

4. 知識の時点

一覧には知識の時点が2026年6月と書かれている。それ以降の出来事は知らない前提で使う。

調べものに使うなら、結果を自分で確かめる手順が必要になる。ここを省くと、もっともらしい間違いをそのまま使うことになる。

5. 考える量の設定

Haiku 5.5 は、考える量を段階で指定できる。公式の発表では Low / Med / High / Xhigh / Max の5段階が挙げられており、一覧では既定が medium とされている。

安いモデルでも、必要なときは考えさせる。逆に分類や抜き出しのような作業は、既定より下げたほうが速くて安い。設定で変えられるのは、使う側にとっては扱いやすい。

6. どこで使えるか

Anthropic の発表では、同社のプラットフォームに加えて Amazon Web Services、Google Cloud、Microsoft Azure でも利用できるとされている。公式のモデル一覧には Amazon Bedrock、Google Cloud、Microsoft Foundry のそれぞれのIDが載っている。

すでにどれかを使っているなら、乗り換えの手間は小さい。

7. 性能として公表されている数字

公式ページに載っている測定値を、そのまま挙げる。

  • OSWorld 2.1(画面操作)72.4%
  • Terminal-Bench 4.0 39.2%
  • FrontierCode 1.1 46.4%
  • Humanity’s Last Exam 45.9%(道具なし)/57.4%(道具あり)

数字は測り方で変わる。自分の作業に近い項目だけ見る。私の場合は画面操作と端末作業は使わないので、見るのは実際に投げてみた結果だけになる。

8. 移した作業

自分の作業のうち、ここを Haiku に移した。

  • 記事の下書きから見出しだけ抜き出す
  • 長い発表資料を、節ごとに1行に落とす
  • 手元の記録を分類する(カテゴリ付け)

どれも答えが決まっていて、量が多い作業だ。判断が要らないので、速いほうがそのまま得になる。

9. 移さなかった作業

  • 記事の構成を決める
  • 書いたものの弱いところを指摘させる
  • 調べものの入口にする

こちらは安さより中身が要る。やり直しが発生すると、安いほうが高くつく。使い分けの基準はChatGPTとClaudeを1か月併用して、使い分けが固定してきた基準と同じ考え方で決めている。

10. いつ試すか

出た当日に全部切り替えることはしない。決めてある手順はこうだ。

  1. いま回している作業を1つだけ選ぶ
  2. 同じ入力を、前のモデルと新しいモデルの両方に投げる
  3. 出力を並べて、落ちている項目を数える
  4. 落ちていなければ、その作業だけ切り替える

1作業ずつ移す。全部まとめて移すと、何が原因で質が落ちたか分からなくなる。

11. 価格が下がったときに起きること

単価が下がると、使う量が増える。これは経験として確実に起きる。

安くなった実感は、請求額では出ない。1回あたりが10分の1になっても、10倍投げれば同じだ。だから下がったときは、同時に上限を決める。

12. 置き換えではなく、追加として見る

Haiku 4.5 は公式の一覧で「以前のモデル(引き続き利用可)」の側に移っている。急に使えなくなるものではない。退役についても、2027年10月7日より前にはしないと書かれている。

慌てて移す必要はない。版の違いが分からなくなったときの確認の仕方はAIの「版」の違いが分からなくなったので、確認する手順を決めたにまとめてある。

13. 見落としやすい点

  • 「から」付きの単価を、そのまま最安で計算してしまう
  • 長い入力を投げる用途なのに、短い要求の単価で見積もる
  • 速さを理由に、判断が要る作業まで移してしまう

3つ目が一番痛い。速く間違った答えが返ってくるのは、遅いより困る。

14. 無料で使える範囲について

報道では、Haiku 5.5 は無料の利用枠でも使えるとされている。ただし無料で使える範囲は変わる。

条件が変わったときの考え方は無料で使える範囲が狭まったとき、どう判断したかに書いた。無料枠を前提に作業の手順を組むと、変更のたびに作業が止まる。

15. 今日やったこと

  1. 公式の発表と一覧を読み、単価・文脈・出力上限・知識の時点を書き写した
  2. いま回している分類の作業を1つ、両方のモデルに投げて比べた
  3. 落ちている項目がなかったので、その作業だけ切り替えた
  4. 月あたりの呼び出し回数の上限を決めた

あわせて読む

まとめ

  • Haiku 5.5 は2026年10月7日公開、モデルIDは claude-haiku-5-5
  • 入力 $0.10 から、出力 $0.50 から(100万トークンあたり)。10万トークンを超えると上がる
  • まとめ投げで50%引き、前置きの再利用で入力の10%
  • 文脈100万トークン、出力上限12万8千トークン、知識の時点は2026年6月
  • 量が多くて判断の要らない作業だけを移す。1作業ずつ移す
  • 単価が下がった日に、使う量の上限を決めておく
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出典

単価と提供条件は改定される。実際に使う前に、料金のページで最新の値を確認すること。本記事の数字は2026年10月11日時点の公式表記に基づく。

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北海道のWEB屋

北海道を拠点に、Web業界14年・サポート実績1,000件以上。WordPressの復旧、サーバー移転、独自ドメインとメールの設定、PHP・JavaScriptの修正まで対応します。相談と見積もりは無料です。

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