Remotionを入れて、最初の動画を書き出すまでにやったこと
Reactで動画を書くRemotionを入れました。手順は2つですが、記事に書かれていない前提がいくつかありました。

この記事の結論
- 手順は「プロジェクトを作る」「スキルを入れる」の2つだけ
- ただしNode・ffmpeg・Chromeの取得という前提がある
- 書き出しまで通して、12秒の動画ができた
- 手順は「プロジェクトを作る」「スキルを入れる」の2つだけ
- ただしNode・ffmpeg・Chromeの取得という前提がある
- 書き出しまで通して、12秒の動画ができた
Reactで動画を作るRemotionを入れた。入れただけでは分からないので、実際に1本書き出すところまでやった。できたものが下だ。
Remotionは何をするものか
動画編集ソフトではない。Reactのコンポーネントを書くと、それが1コマずつ描画されて動画になる。
- 見た目はHTMLとCSSで書く
- 何秒目に何をするかは、フレーム番号で決める
- 書き出すとH.264のmp4になる
つまり、ブラウザで作れるものは全部そのまま動画にできる。
入れたもの
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| テンプレート | hello-world + TailwindCSS |
| Remotion | 4.0.532 |
| React | 19.2.3 |
| Node | v24.21.0 |
手順そのものは2つ
プロジェクトを作る。
npx create-video@latest --yes --hello-world my-video
cd my-video && npm i対話形式で聞かれるのが面倒なら、上のように--yesとテンプレート名を付ければ止まらずに終わる。
次にスキルを入れる。
npx skills add remotion-dev/skillsこれでRemotion用のスキルが12本入る。すべてremotion-で始まる名前だ。
記事に書かれていない前提が3つあった
紹介記事は「驚くほど簡単」と書いていることが多いが、実際には前提がある。
- Node.jsが要る。今回はv24で動いた
- ffmpegは同梱のものが使われるので、無くても動く
- Chrome Headless Shellを初回の書き出し時に93MBほど取りに行く
3つ目を知らないと、最初の書き出しだけ異様に遅く感じて不安になる。回線が細い場所では、最初の1本は時間に余裕のあるときにやったほうがよい。
書き出してみて分かったこと
12秒・1920×1080の動画を書き出して、ファイルは908KB、所要時間は1分かからなかった。1コマずつブラウザで描いているので、画面に出せるものはそのまま動画になる。
逆に言うと、ブラウザで重い処理は動画でも重い。凝った表現を入れるほど書き出しは伸びる。
引っかかった点
正直に書いておく。
npm auditがhigh 10件を出す。中身は全部1件の同じ原因に行き着き、lint用の依存で、修正版がまだ出ていない- プロジェクト作成時にgitの初回コミットが失敗する。gitのユーザー名とメールが未設定だと起きる
- フォルダ名に日本語とスペースが入っていたが、これは問題なく通った
スキルを入れると何が変わるか
入れる前と後で、頼んだときの出力が変わる。入れないと、動かない書き方が混ざる。
とくにCSSのanimationやtransitionは、画面では動いて見えるのに動画にすると止まったままになる。これはRemotionが1コマずつ時間を止めて描いているからで、知らないと原因が分からない。スキルにはこの手の「書いてはいけない形」が入っている。
どういう仕事に向くか
1本だけ凝った映像を作るなら、編集ソフトのほうが速い。Remotionが効くのは同じ型で何本も作るときだ。
- 記事のタイトルだけ差し替えた紹介動画を、毎週出す
- 数字が毎月変わる報告を、同じ見た目で作り直す
- 縦型と横型を、同じ中身から両方出す
どれも手作業だと「前回と同じにする」のが大変な仕事だ。コードなら完全に同じものが何度でも出る。
まとめ
導入だけなら10分で終わる。ただし最初の1本を書き出すまでやらないと、動くかどうかは分からない。入れた直後に1本書き出すのを手順の一部にしておいたほうがよい。
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