よく使う指示文を定型にしたら、作業の始め方が変わった
毎回ゼロから書いていた指示を、7つの定型にまとめました。作り方と、増やしすぎないための基準です。

この記事の結論
- 毎回書き直していると、質がその日の気分で変わる
- 同じ依頼を3回したら、定型にする
- 7つに収まった。増やすと選ぶのに迷う
- 毎回書き直していると、質がその日の気分で変わる
- 同じ依頼を3回したら、定型にする
- 7つに収まった。増やすと選ぶのに迷う
同じような指示を毎回打ち直していた。書くたびに少しずつ違うので、結果もばらつく。定型にまとめてから、作業の入り口が安定した。
定型にする基準
何でも定型にすると管理が増える。基準を決めた。
- 同じ依頼を3回以上した
- 前提の説明が毎回同じ
- 出力の形が決まっている
1つ目が分かりやすい。3回目を打っているときに「また書いている」と気づくので、その場で保存する。
実際に作った7つ
半年運用して、この数に落ち着いた。
- 記事の見出しを出させる
- 材料から本文を組み立てさせる
- 文章の重複と冗長を指摘させる
- 長い資料から該当箇所を探させる
- 議事録の形にまとめさせる
- コードの修正を、範囲を区切って頼む
- 案を切り口別に出させる
これ以上増やそうとしたが、選ぶのに迷う時間が増えたので戻した。
定型の構成
どれも同じ構成にしている。揃っていると、使い回しと修正が楽になる。
【前提】
- 読者:
- 媒体:
- 避ける:
【依頼】
(やってほしいこと)
【形式】
(出力の形)
【迷ったとき】
(判断の既定)最後の項目が効く。判断の余地を埋めておくと、結果がぶれない。
どこに置くか
保存先は、ツールの外にしている。
- テキストファイル1つにまとめる
- 見出しで区切り、検索できるようにする
- どのツールでも使える形で書く
3つ目が重要だった。ツールの機能で保存すると、乗り換えたときに取り出せない。手元に置けば、何にでも貼れる。
育て方
一度作って終わりにせず、使うたびに手を入れている。
- うまくいかなかったら、その場で1行足す
- 使わない項目が出てきたら削る
- 月に1度、全体を読み返す
1つ目を習慣にすると、失敗が蓄積ではなく改善になる。同じ失敗を2回しなくなった。
変更の記録
大きく変えたときは、日付と理由を1行添えている。後から「なぜこう書いたのか」が分かる。
定型を使い始めて変わったこと
一番の変化は、作業の入り口で迷わなくなったことだった。
- 何から書くか考える時間が消えた
- その日の調子に結果が左右されなくなった
- うまくいかなかったとき、どこが悪いか切り分けられる
3つ目が効く。定型のどの部分を変えたかが分かるので、原因が指示にあるのか、材料にあるのか判断できる。毎回違う書き方だと、何が効いたのか分からないまま終わる。
結果の比較ができる
同じ定型を使っていれば、先月の出力と今月の出力を比べられる。ツールを変えたときの差も見える。基準が固定されていることの副次的な利点だった。
使い分けの入口
7つあると、どれを使うか迷いそうだが、作業で決まる。
- 記事を書く日 — 見出し用と本文用
- 人と会った日 — 議事録用
- 調べ物の日 — 資料検索用
作業と定型が1対1に近いので、迷わない。作業の種類より定型が多いと迷うというのが、増やしすぎの判断基準になった。
定型にしないもの
決まった形にしないほうがよいものもある。
- 案出し。固定すると発想の幅が狭まる
- 相談。考えがまとまっていない段階のやり取り
- 一度きりの依頼
1つ目は意図的に崩している。整った指示を出すほど、整った凡庸な答えが返る。
人に渡せる形にする
周囲から聞かれることが増えたので、渡せる形に整えた。
- 自分の環境に依存する記述を外す
- 何のための定型かを、冒頭に1行書く
- 書き換える箇所を、記号で示す
3つ目があると、渡された側が迷わない。どこを自分用に直すのかが見えていれば、そのまま使える。
まとめ
- 同じ依頼を3回したら定型にする
- 前提・依頼・形式・迷ったときの4部構成で揃える
- 保存はツールの外。乗り換えても使える形で
- 7つに収まった。作業の種類より多いと迷う
- 案出しと相談は、あえて定型にしない
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