同じ内容を、相手に合わせて書き分けるときの頼み方
1つの内容を、複数の相手に送ることがあります。書き分けの方法です。

この記事の結論
- 相手によって、必要な情報量が違う
- 調子だけでなく、入れる内容も変える
- 元になる内容を1つ作り、そこから展開する
- 相手によって、必要な情報量が違う
- 調子だけでなく、入れる内容も変える
- 元になる内容を1つ作り、そこから展開する
同じ内容を、複数の相手に伝えることがある。毎回書くのは手間なので、展開する形にした。
相手によって違う点
同じ内容でも、相手によって変える部分がある。
- 前提の説明量
- 専門用語を使うかどうか
- 結論までの距離
- 依頼の形か、報告の形か
3つ目が最も差が出る。相手によっては、結論だけで足りる。
元になる内容を作る
まず、情報を全部含んだものを作る。
- 伝えたいことを箇条書きにする
- 背景、現状、提案、依頼を分けて書く
- 相手は想定しない
3つ目が要点だ。最初から相手を想定すると、別の相手に使えない。
展開する
元の内容から、相手ごとに作る。
次の内容を、以下の相手向けに書き直してください。
【元の内容】(箇条書き)
【相手】
- 立場:(役割)
- 前提知識:(どこまで知っているか)
- 必要なこと:(判断か、作業か、把握か)
必要な情報だけ残し、不要なものは落としてください。最後の1行が重要だ。全部入れると、長くて読まれない。
相手の必要に合わせる
相手が何を必要としているかで、内容が決まる。
- 判断する人 — 選択肢と、判断材料
- 作業する人 — 手順と、完了の条件
- 把握するだけの人 — 結論と、影響
3つ目には、経緯を書かなくてよい。知りたいのは結果だけだ。
落とす判断
何を落とすかは、こちらで決めている。
- 相手が判断に使わない情報は落とす
- 知らなくても困らない経緯は落とす
- 落としたことで誤解されないか確認する
3つ目に注意している。省略すると、意味が変わることがある。
書き分けない選択
相手ごとに分けず、1つで済ませることもある。
- 内容が短く、誰が読んでも分かる場合
- 関係者全員が同じ情報を持つべき場合
- 分ける手間が、効果を上回る場合
3つ目の判断が要る。2人に送るだけなら、分ける手間のほうが大きい。5人以上で、立場がはっきり違う場合に分けるという目安にしている。それ以下なら、最も知識が少ない人に合わせて1つ書く。
共通部分は固定する
相手が変わっても、変えない部分がある。
- 事実。数字や日付
- 結論
- 依頼の内容
2つ目を変えると、相手によって違うことを言っていることになる。
確認する項目
展開した後、照合している。
- 事実が変わっていないか
- 結論が同じか
- 落とした情報で、誤解が生じないか
1つ目が最も重要だ。書き直す過程で、数字が変わることがある。
定型にする
よく送る相手の型は、保存している。
- 相手の立場と前提知識
- 必要とする情報の種類
- 調子の指定
毎回書かずに済むので、展開が数十秒で終わる。
複数人に同時に送る場合
同じメールを複数人に送るときは、別の配慮が要る。
- 最も知識が少ない人に合わせる
- 知っている人には、飛ばせる目印を付ける
- 個別の依頼は、名前を明記する
3つ目を書かないと、誰もやらない。全員宛ての依頼は、全員が「他の人がやる」と思う。誰が何をするかを、名指しで書くのが最も確実だった。展開して個別に送るか、名指しで書くかのどちらかを選んでいる。
展開しすぎない
相手ごとに分けるのが、常に正しいわけでもない。
- 関係者が全員同じ情報を持つべき場合がある
- 分けると、情報の非対称が生まれる
- 後から「聞いていない」という問題が起きる
3つ目を経験してから、慎重になった。読みやすさのために削った情報が、後で必要になることがある。削るか、全員に同じものを送るかは、内容の性質で判断する。
自分で読み返す
展開したものは、必ず自分で読んでいる。
- 相手に送るものとして、違和感がないか
- 調子が合っているか
- 自分の言葉として、おかしくないか
3つ目を基準にしている。自分が言わない言い回しは、直す。
まとめ
- 相手によって、調子だけでなく入れる内容も変わる
- 相手を想定しない元の内容を、先に作る
- 判断する人・作業する人・把握する人で、必要な情報が違う
- 事実と結論は、相手が変わっても固定する
- 展開後は、数字が変わっていないか照合する
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