出力が気に入らないとき「作り直して」より効いた言い方
やり直しを頼むと、良かった部分まで変わってしまいます。残したい箇所を守りながら直させる書き方です。

この記事の結論
- 「作り直して」は、良かった部分も作り直される
- 残す箇所を先に伝えると、そこは触られない
- 何が不満かを具体的に書くと、1回で近づく
- 「作り直して」は、良かった部分も作り直される
- 残す箇所を先に伝えると、そこは触られない
- 何が不満かを具体的に書くと、1回で近づく
返ってきた文章の8割は良いのに、1か所だけ直したい。そこで「もう一度書いて」と頼むと、良かった部分まで別物になる。これを繰り返して時間を使っていた。
なぜ全部変わるのか
「作り直して」は、文字通り最初から作る指示として受け取られる。前の出力は参考にされるが、同じものを再現する理由がない。
出力には毎回幅があるため、同じ指示でも別の文章になる。良かった部分が残る保証はどこにもない。
残す箇所を伝える
いまはこう書いている。
いまの文章のうち、次はそのまま残してください。
- 冒頭の3行
- 「理由」の段落
変えてほしいのは最後のまとめだけです。これで、指定した箇所は手が入らなくなった。変える場所より、変えない場所を書くほうが確実だった。
位置の示し方
「最初の段落」「3つ目の見出しの下」のように、位置で指定すると伝わりやすい。文言で指定すると、似た表現が複数あったときに取り違える。
何が不満かを書く
「いまいち」「もう少し」では伝わらない。具体的に書くと1回で近づいた。
- 「説明が一般的すぎる。具体例を1つ足して」
- 「断定が強い。例外があることを添えて」
- 「同じ内容が2か所にある。後半を削って」
3つ目のように、どうしてほしいかまで書くと手戻りが減る。問題の指摘だけだと、こちらの意図と違う直し方をされる。
部分だけ貼って頼む
長い文章の一部だけ直したいときは、その部分だけ渡す。
- 直したい段落だけを貼る
- 前後の文脈を1行で説明する
- 直した文章だけを返させる
全体を渡すと、関係ない箇所にも手が入る。渡した範囲が、触ってよい範囲になるのはコードのときと同じだった。
複数案を出させて選ぶ
方向が決まっていないときは、直させるより案を並べさせる。
この段落の言い換えを3つ出してください。
1つ目は短く、2つ目は丁寧に、3つ目は砕けた調子で。
本文の他の部分は変えないでください。並べて比べると、自分が何を求めていたか分かることがある。判断がついていないまま直させると、何度も往復する。
直した後に全体を見る
部分を直すと、前後とのつながりが崩れることがある。直した後に必ず通して読んでいる。
- 直した段落の前後で、同じ語が続いていないか
- 接続の言葉が、新しい内容と合っているか
- 直す前の内容を前提にした記述が、後ろに残っていないか
3つ目を見落としやすい。前の段落で挙げた例を、後の段落が参照していることがある。例を差し替えたなら、参照している箇所も直す必要がある。
通し読みを任せる
「つながりがおかしい箇所を指摘して。直さなくてよい」と頼むと、拾ってくれる。直させずに指摘だけさせるのが安全だった。
自分で直したほうが速い場面
任せないと決めた場合もある。
- 一語だけ変えたいとき
- 語順を入れ替えるだけのとき
- どう直すか既に決まっているとき
3つ目が多い。答えが頭にあるなら、説明するより打つほうが速い。伝える手間と、自分でやる手間を比べるのが基準になる。
直す前に立ち止まる
不満があるとすぐ直させていたが、一度止まるようにした。
- 本当に直す必要があるか。好みの問題ではないか
- 読者にとって、その差は意味があるか
- 直すことで、別の部分が崩れないか
1つ目で止まることが多い。自分の書き癖と違うだけで、読み手には差が無いことがある。
記録しておくと次が楽になる
よく出す修正指示は、定型として保存している。
- 「具体例を1つ足す。抽象的な説明は増やさない」
- 「同じ内容の重複を消す。後に出てくるほうを残す」
- 「断定を弱める。ただし曖昧な表現にはしない」
毎回同じことを書いていると気づいたら、定型にする。同じ修正を3回出したら保存するという基準にしている。
まとめ
- 「作り直して」は、良かった部分も別物になる
- 変える場所より、変えない場所を指定するほうが確実
- 不満は具体的に、どうしてほしいかまで書く
- 一部だけ直したいなら、その部分だけ渡す
- 一語の修正は、説明するより自分で打つほうが速い
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