自分の文章を直してもらうとき、原文を壊されない頼み方
推敲を頼むと、別人の文章になります。自分の調子を残したまま直す方法です。

この記事の結論
- 「推敲して」と頼むと、文体ごと変わる
- 直す対象を限定すると、調子が残る
- 指摘だけさせて、直すのは自分でやる
- 「推敲して」と頼むと、文体ごと変わる
- 直す対象を限定すると、調子が残る
- 指摘だけさせて、直すのは自分でやる
書いた文章を直してもらうと、整ってはいるが自分の文章ではなくなっていた。調子を残して直す方法を探した。
何が変わってしまうか
推敲を頼むと、こういう変化が起きた。
- 短い文が、つながって長くなる
- 独特な言い回しが、無難な表現になる
- 語順が整理され、抑揚が消える
- 断定が、婉曲な表現に変わる
4つ目が特に困る。言い切っていた部分が、曖昧になる。
直す対象を限定する
こう頼むと、調子が残った。
次の文章を見てください。
直してよいのは、以下だけです。
- 誤字脱字
- 明らかな文法の誤り
- 同じ語の不要な繰り返し
文体、語順、言い回しは変えないでください。
短い文を、つなげないでください。最後の1行を入れてから、文の長さが保たれるようになった。
指摘だけさせる
さらに確実なのは、直させないことだ。
次の文章について、気になった箇所を指摘してください。
修正案は書かないでください。
- どこが
- なぜ気になるか指摘を読んで、直すかどうかは自分で決める。判断を手放さないのが要点だった。
指摘の種類で分ける
返ってくる指摘を、こう扱っている。
- 誤り — 必ず直す
- 分かりにくい — 内容次第で直す
- 好みの違い — 直さない
3つ目が多い。「もっと丁寧な表現に」のような指摘は、好みの問題だ。
残したい特徴を伝える
自分の文章の特徴を、先に伝えると守られた。
- 短い文を重ねる
- 接続詞を多用しない
- 「である」と言い切る
伝えておくと、その特徴を誤りとして指摘されなくなる。
部分だけ渡す
全文を渡さず、気になる段落だけ渡すこともある。
- 自分で読んで引っかかった箇所だけ
- 前後の文脈を1行で添える
- その段落だけ返させる
全文を渡すと、自分では気にしていない箇所まで直される。
読みやすさを測る
推敲とは別に、読みやすさを確認している。
- 1文の長さが揃っているか
- 同じ語が近くで繰り返されていないか
- 段落の長さが極端でないか
どれも機械的に確認できるので、指摘させるのに向いている。
どこまで直すか
指摘を受けて、直す範囲も決めた。
- 読み手が誤解する箇所 — 必ず直す
- 読みにくいが、意味は通る箇所 — 時間があれば
- 好みの違い — 直さない
1つ目だけ徹底している。誤解を招く書き方は、読者に実害が出る。残り2つは、直すほど自分の文章から離れていく。完璧に整った文章を目指すと、誰が書いても同じになる。読みにくさの一部は、書き手の癖として残してよいと考えるようになった。
やらせないこと
任せないと決めた部分がある。
- 結論の言い回し。意味が変わる
- 数字や固有名詞。改変されると困る
- 引用部分。原文のまま残す
3つ目は明示している。引用を「読みやすく」されると、引用でなくなる。
人に読んでもらうのと違う点
人に見てもらうのとは、得られるものが違った。
- 誤字や文法は、機械的に拾われるので確実
- 読者としての反応は、人のほうが当てになる
- 「ここで読むのをやめた」という情報は、人からしか得られない
3つ目が最も価値がある。最後まで読んだ前提で指摘されるのと、途中でやめた事実とでは、意味が違う。分かりやすさは測れても、読み続けたくなるかは測れない。両方を使い分けるのが現実的だと考えている。
最後は自分で読む
指摘を反映した後、必ず通して読んでいる。
- 直した箇所の前後が、つながっているか
- 全体の調子が崩れていないか
- 直しすぎていないか
3つ目を見ている。指摘を全部反映すると、角が取れて平坦になる。
まとめ
- 「推敲して」と頼むと、文体ごと変わる
- 直してよい対象を、誤字と文法に限定する
- 指摘だけさせて、直すかどうかは自分で決める
- 自分の文章の特徴を先に伝えると、守られる
- 指摘を全部反映すると、平坦になる
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