初心者に「プロンプトのコツ」を聞かれたとき、最初に伝える3つ

テクニックを並べても使われませんでした。実際に効いた、最初の3つだけを書きます。

この記事の結論

  1. テクニックより、前提を書くかどうかで差が出る
  2. 一度で終わらせようとしないほうが、速く終わる
  3. 駄目だった理由を伝えると、次が良くなる
  • テクニックより、前提を書くかどうかで差が出る
  • 一度で終わらせようとしないほうが、速く終わる
  • 駄目だった理由を伝えると、次が良くなる

周囲から「うまく使えない」と相談されることが増えた。最初はコツを10個ほど挙げていたが、使われなかった。絞って3つだけ伝えるようにしてから、結果が変わった。

1. 前提を書く

最も差が出るのがこれだった。うまくいかない人の指示を見ると、前提が抜けている。

  • 誰が読むのか
  • 何のために使うのか
  • どれくらいの長さか

この3行を足すだけで、返ってくるものが変わる。書かなければ、一般的な答えになるのは当然なのだが、意外と抜ける。

なぜ抜けるのか

自分の中では明らかなので、書く必要を感じない。人に頼むときなら自然に説明することが、相手が機械だと省かれる。

2. 一度で終わらせようとしない

長い指示を作り込んで1回で仕上げようとすると、たいてい外れる。

  • まず短く頼んで、方向を見る
  • ずれていたら、どうずれたかを伝える
  • 合っていたら、そこから詳しくさせる

往復は増えるが、合計の時間は短い。1回で当てようとするほど、外れたときの損が大きい。

3. 駄目だった理由を伝える

「違う」「もう一度」だけだと、同じようなものが返る。

  • 「説明が一般的すぎる」
  • 「対象が初心者すぎる。実務者向けに」
  • 「例が抽象的。具体的な数字を入れて」

何が違うか言葉にすると、次は近づく。人に修正を頼むときと同じで、理由を言わずに「違う」とだけ言っても伝わらない。

伝えなかったこと

知っているが、最初には言わないことにした技術がある。

  • 役割を与える書き方
  • 段階を踏ませる指示
  • 出力形式の細かい指定

どれも効くが、上の3つができていないと意味がない。前提を書かないまま役割だけ指定しても、結果は変わらなかった。

相談を受けて気づいたこと

教える側として、自分の思い込みにも気づいた。

  • 前提を書くのが面倒だと思われている。実際は3行で済む
  • 間違いが出ると「使えない」と結論されがち
  • 一度うまくいった書き方を、別の作業にも使おうとする

2つ目が多かった。一度間違いを見ると、それ以降は使わなくなる人がいる。間違える前提で、確認する手順ごと伝えるようにしてから、続けて使ってもらえるようになった。

伝え方を変えた

「便利ですよ」ではなく「こう間違えるので、ここを確認してください」から入るようにした。期待値が最初から揃っているほうが、落胆しにくい。

よくある誤解

相談を受けていて、何度も出てきた誤解がある。

  • 長く書けば良くなる — 判断の余地を埋めない限り、長さは効かない
  • 決まった呪文がある — 効く書き方はあるが、作業によって違う
  • 間違えるのは使い方が悪いから — 事実の誤りは、確認で対処するしかない

3つ目は伝えるようにしている。どんなに上手に頼んでも、確認の手間は無くならない。

うまくいかない人に共通する点

相談を受けた中で、繰り返し出てきた形がある。

  • 質問が一語だけ。「SEOについて」のような投げ方
  • 返ってきたものを読まずに、もう一度同じことを聞く
  • 違ったときに、何が違うか言わずにやり直させる

2つ目が意外と多かった。返答が長いと読み飛ばし、欲しい答えが書いてあるのに気づかない。長い返答が返ってきたら、まず短くさせるよう伝えている。

最初に試してもらうこと

説明より、やってもらうほうが早い。こう頼んでいる。

  • いつもの頼み方で1回やる
  • 前提の3行を足して、同じことをもう1回やる
  • 2つを並べて見る

差を自分で見ると納得が早い。説明されたことは忘れるが、自分で見た差は残る。

慣れてきたら伝えること

3つが身についた人には、次の段階を伝えている。

  • 出力の形を器として渡す
  • 迷ったときの方針を書いておく
  • よく使う指示を定型として保存する

3つ目で、作業として定着する。毎回ゼロから書いていると続かない。

まとめ

  • 前提の3行(誰が読む・何のため・どれくらい)が最も効く
  • 1回で当てようとせず、短く頼んで方向を見る
  • 駄目だった理由を言葉にすると、次が近づく
  • 技術的な書き方は、この3つができてから
  • 説明するより、前後を並べて見せるほうが早い

AUTHOR

北海道のWEB屋

北海道を拠点に、Web業界14年・サポート実績1,000件以上。WordPressの復旧、サーバー移転、独自ドメインとメールの設定、PHP・JavaScriptの修正まで対応します。相談と見積もりは無料です。

関連記事

RELATED