自分の分野の知識を渡すと、出力の質が変わる
一般論しか返らないのは、こちらが何も渡していないからでした。

この記事の結論
- 一般論が返るのは、一般的な情報しか渡していないから
- 自分が知っていることを渡すと、出力が変わる
- 渡すのは事実と数字。意見は後から足す
- 一般論が返るのは、一般的な情報しか渡していないから
- 自分が知っていることを渡すと、出力が変わる
- 渡すのは事実と数字。意見は後から足す
「もっと具体的に」と頼んでも、抽象的な答えが返ることがある。こちらが情報を渡していなかった、というだけの話だった。
一般論が返る理由
当たり前だが、持っていない情報は出せない。
- 自分の環境を知らない
- 過去にやったことを知らない
- どういう制約があるか知らない
3つ目が効いている。制約を知らなければ、理想的な前提で答える。
渡す情報
こういうものを渡すと、変わった。
- 自分が使っている環境と、その版
- 過去に試して駄目だったこと
- 使える時間や予算の制約
- 実際の数字。件数、容量、頻度
4つ目が最も効く。規模が分かると、提案の前提が変わる。
規模で答えが変わる
件数を伝えるだけで、提案が変わった例がある。
- 伝えなかったとき — 本格的な仕組みを提案される
- 「10件です」と伝えたとき — 手でやる方法を提案される
後者が実情に合っていた。規模を伝えないと、大きい前提で答えられる。
制約を先に書く
制約があるなら、先に書いている。
- 使える時間
- 触ってよい範囲
- 避けたい手段
3つ目を書くと、採用できない案が出てこなくなる。
過去の経緯を渡す
同じ問題に何度か取り組んでいるなら、経緯も渡す。
- 以前こうしたが、こうなった
- その方法は試したが、合わなかった
- いまはこうしている
2つ目を書かないと、既に試した方法が繰り返し提案される。
意見と事実を分ける
渡すときに、分けて書くようにした。
- 事実 — 測った数字、起きたこと
- 意見 — こう思う、こうしたい
- 分けて書くと、意見のほうを問い返されることがある
3つ目が有用だ。自分の思い込みが、前提として混ざっていたと気づくことがある。
どこまで自分で調べるか
渡す情報を揃えるには、こちらで調べる必要がある。
- 環境の版は、調べれば分かる
- 件数や容量も、測れば分かる
- 調べる時間と、渡さずに外れる時間を比べる
3つ目で判断している。版を調べるのに1分かかっても、渡さずに外れて1往復増えるより速い。渡す情報を揃える手間は、ほぼ必ず回収できる。測るのが面倒なものだけ、おおよその値で渡している。
長くなりすぎないように
情報を渡すほどよい、というわけでもなかった。
- 関係ない情報は、判断を迷わせる
- 5行程度に収める
- 足りなければ、聞かれてから足す
3つ目の形にしてから、最初が短くなった。「分からない点は先に聞いて」と添えると、必要な情報だけ聞かれる。
渡す形を揃える
情報を渡すとき、形を決めておくと速い。
- 環境、制約、過去の試行の順で書く
- 箇条書きで書く。文章にしない
- 数字は、単位まで書く
3つ目を省くと、取り違えられることがある。「10」と書いても、件数なのか分数なのか分からない。単位まで書くのは、人に渡すときと同じ作法だ。形を決めておくと、書く時間も短くなる。
渡しすぎない
多く渡せばよいわけでもなかった。
- 関係ない情報が混ざると、判断が鈍る
- 長い前提は、依頼の本体を埋もれさせる
- 必要なものだけを選ぶのは、こちらの仕事
3つ目を意識している。何が関係するか判断できるのは、状況を知っているこちらだけだ。全部渡して選ばせるのは、判断を預けていることになる。
記事を書くときも同じ
この考え方は、記事にもそのまま当てはまる。
- 自分が持っている情報を渡さなければ、一般論しか出ない
- 一般論の記事は、読む価値が薄い
- 材料を集める作業は、こちらにしかできない
3つ目が結論だ。渡せる情報の量が、記事の価値を決める。
まとめ
- 一般論が返るのは、一般的な情報しか渡していないから
- 環境・過去の試行・制約・数字を渡す
- 規模を伝えると、提案の前提が変わる
- 事実と意見を分けて書くと、思い込みに気づける
- 5行程度に収め、足りなければ聞かれてから足す
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