複数の案を出させたとき、選び方の基準を決めた
案は出るのに、どれを選ぶか迷っていました。判断の軸を先に決める話です。

この記事の結論
- 案が並ぶと、選ぶところで止まる
- 選ぶ基準を、案を出す前に決めておく
- 基準に合わない案は、見る前に落とせる
- 案が並ぶと、選ぶところで止まる
- 選ぶ基準を、案を出す前に決めておく
- 基準に合わない案は、見る前に落とせる
案を複数出させると、今度は選ぶのに時間がかかった。先に基準を決めるようにしてから、迷わなくなった。
選べない理由
並んだ案を前にして、こうなっていた。
- どれも悪くないので、決め手が無い
- 比べる軸が決まっていない
- 読み比べるうちに、最初の案を忘れる
2つ目が原因だ。軸が無いと、印象で選ぶことになる。
先に基準を決める
案を出させる前に、選ぶ基準を書き出している。
- 何を満たしていれば採用か
- 何があれば落とすか
- 優先する順番
3つ目が効く。基準が複数あるとき、どれを優先するか決めていないと判断できない。
基準も出させる
基準が思いつかないときは、それも聞いている。
(目的)のために案を選びます。
判断に使うべき基準を、5つ挙げてください。
案はまだ出さないでください。出てきた基準から、自分で3つ選ぶ。基準を決める段階で、何を重視しているか整理される。
基準に照らして評価させる
案が出たら、基準で評価もさせている。
次の基準で、各案を評価してください。
- (基準1)
- (基準2)
- (基準3)
○△×で示し、理由を1行ずつ。
総合的な推薦は書かないでください。最後の1行が重要だ。推薦を先に見ると、それに引きずられる。
自分で判断する
評価が出ても、決めるのは自分だ。
- 評価は参考。基準の重みは自分が決める
- ×が1つあっても、重要でなければ採用する
- すべて○でも、違和感があれば採用しない
3つ目は実際にある。基準に出てこない何かが引っかかっているときは、その理由を考える。
案を組み合わせる
1つを選ぶとは限らない。
- A案の構成と、B案の表現を組み合わせる
- どの部分が良かったかを明確にする
- 組み合わせたものを、もう一度基準で見る
2つ目が要点だ。案を評価するのではなく、部分を評価すると組み合わせられる。
評価を鵜呑みにしない
○△×の評価が、実態と合わないことがある。
- 基準の解釈が、こちらの意図と違う
- 評価の理由を読むと、見当違いのことがある
- 理由が妥当かを見てから、評価を使う
2つ目を確認するようにした。「分かりやすさ」という基準で×が付いていたが、理由を読むと専門用語の有無だけを見ていた。読者が実務者なら、用語があっても問題にならない。評価そのものより、評価の理由のほうが判断材料になる。理由を書かせているのは、このためでもある。
案の数
多ければよいわけではなかった。
- 3つ — 比べやすい
- 5つ — 読むのに時間がかかる
- 10以上 — 後半を読まなくなる
3つに落ち着いた。足りなければ、切り口を変えてもう3つ出せばよい。
選んだ理由を残す
決めたら、理由を1行書いている。
- どの基準で選んだか
- 落とした案の、落とした理由
- 後から見直すときの材料になる
2つ目が後で効く。同じ検討を繰り返さずに済む。
基準を記録しておく
よく使う基準は、作業ごとに保存している。
- タイトルを選ぶとき — 内容との一致、長さ、検索で使う語か
- 構成を選ぶとき — 読者の順番か、前提の少なさ
- 手段を選ぶとき — 自分で保守できるか、戻せるか
毎回考えるのをやめてから、選ぶ時間が大幅に減った。基準そのものは、作業の種類ごとにほぼ固定されている。変わるのは案のほうだけだ。基準を記録しておけば、案が出た時点ですぐ評価に移れる。
決められないとき
基準があっても決まらないことがある。
- 基準が足りない。別の軸を探す
- どれでも大差ない。なら、どれでもよい
- どれも不満。基準を満たす案が無いので、出し直す
2つ目の判断ができるようになった。どれでもよいことに時間を使わない。
まとめ
- 軸が無いと、印象で選ぶことになる
- 案を出させる前に、選ぶ基準を決める
- 評価させるときは、総合的な推薦を書かせない
- 案ではなく、部分を評価すると組み合わせられる
- どれでも大差ないなら、どれでもよいと決める
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