出典を示させるようにしたら、書けないことを書かなくなった
根拠を求めるだけで、返ってくる内容の性質が変わりました。

この記事の結論
- 根拠を求めると、断定が減る
- 示された出典も、こちらで確認する必要がある
- 「分からない」と言わせる余地を作る
- 根拠を求めると、断定が減る
- 示された出典も、こちらで確認する必要がある
- 「分からない」と言わせる余地を作る
事実を含む内容を頼むとき、根拠を一緒に出させるようにした。確認の手間は残るが、返ってくる内容の性質が変わった。
根拠を求める書き方
こう添えている。
各項目について、根拠を示してください。
- 一次情報があれば、その名称とURL
- 一般的に知られていることなら、その旨
- 根拠が示せないものは「要確認」と書いてください
根拠が無い項目は、書かなくて構いません。最後の1行が効く。書かなくてよいと許可すると、無理に埋めなくなる。
何が変わったか
同じ質問で比べると、違いが出た。
- 断定が減り、「確認が必要」が増える
- 項目数が減る。曖昧なものが落ちる
- 残った項目の確度が上がる
2つ目は一見すると損に見えるが、確認の手間が減るので得だった。
示されたURLの扱い
出典として示されたURLは、必ず開いている。
- 存在しないURLが示されることがある
- 存在しても、その内容が書かれていないことがある
- 古いページを指していることがある
1つ目は実際にあった。それらしい形のURLが作られるので、開かずに信じてはいけない。
検索機能がある場合
検索して答える機能を使うと、様子が変わる。
- 実在するページが示される
- ただし、内容の解釈が正しいとは限らない
- 検索結果の上位が、正確とも限らない
3つ目に注意が要る。検索できることと、正しい情報を選べることは別だ。
「分からない」と言わせる
答えられないことを、答えられないと言わせるのが難しかった。
- 質問すれば、何らかの答えが返る
- 知らないことでも、形としては答えになる
- 明示的に許可すると、言うようになる
3つ目の書き方を決めた。「分からない場合は、分からないと答えてください」と毎回書いている。
自信の度合いを聞く
さらに踏み込んで、確度を聞くこともある。
各項目に、確度を付けてください。
高:公式に明記されている
中:一般的に知られている
低:推測を含む「低」が付いた項目から確認すると効率がよい。自己申告なので当てにはならないが、優先順位の材料にはなる。
一次情報の種類
何を一次情報とするか、基準を決めた。
- 提供元の公式ページ
- 公式の文書や仕様
- 発表の記録
解説記事やまとめサイトは含めない。二次情報を根拠にすると、誤りを引き継ぐ。
自分で確認する手順
示された根拠を、こう確認している。
- URLを開く
- 該当する記述を探す
- 見つからなければ、公式サイト内を検索する
- それでも無ければ、その項目は使わない
4つ目を徹底している。確認できないものは書かない。
記事での書き方
確認した内容は、読者も確認できる形で書く。
- 出典のURLを示す
- 確認した日付を書く
- 引用する場合は、原文のまま引く
2つ目があると、情報が古くなったことが読者に分かる。
引用の範囲
出典を示すだけでなく、どこまで引くかも決めた。
- 必要な部分だけ引く。全文は引かない
- 引用と自分の文章を、見た目で区別する
- 改変しない。省略するなら、その旨を示す
3つ目を守らないと、意味が変わる。都合のよい部分だけ抜くと、元の文意と違う主張になることがある。引用は、相手の文章を預かっている状態だと考えている。引く量が多くなるなら、自分の言葉で説明し直してリンクを示すほうがよい。
限界を理解しておく
この方法でも、防げないことがある。
- 存在する情報を、誤って解釈している場合
- 公式の記述自体が古い場合
- 確認する側が、正しく読めていない場合
3つ目は自分の問題だ。専門的な内容は、確認しても判断できないことがある。その場合は書かない。
まとめ
- 根拠を求めると、断定が減り項目も減る
- 「根拠が無ければ書かなくてよい」と許可する
- 示されたURLは必ず開く。実在しないことがある
- 確度を付けさせると、確認の優先順位が付く
- 確認できないものは書かない
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