GMOの件、警視庁が捜査。攻撃側は「毎日公開する」。見ない、広めないが、被害者を守るいちばんの方法

お名前.com デスクトップクラウドへの不正アクセスで、警視庁が不正アクセス禁止法違反の疑いなどで捜査していることが分かりました。攻撃側は顧客1人分とする個人情報を公開し、今後も毎日公開すると表明しています。攻撃者が先に公開した情報でも、広めればプライバシーの侵害になりうると弁護士は指摘します。いま一人ひとりができることをまとめます。

この記事の結論

  1. GMOインターネットグループへの不正アクセスの問題で、警視庁が不正アクセス禁止法違反の疑いなどで捜査していることが10月27日に分かった(共同通信、捜査関係者への取材)
  2. 攻撃側とみられる声明が27日にネットで公開され、GMOが身代金の要求に応じていないとして、顧客のものと称する1人分の個人情報を載せた。声明は、個人情報を毎日公開するとも表明している(共同通信)
  3. 攻撃者が先に公開した情報でも、広めることがプライバシーの侵害にあたる可能性があると弁護士は指摘する。見ない、広めないことが、被害者を守るいちばんの方法だ
  • GMOインターネットグループへの不正アクセスの問題で、警視庁が不正アクセス禁止法違反の疑いなどで捜査していることが10月27日に分かった(共同通信、捜査関係者への取材)
  • 攻撃側とみられる声明が27日にネットで公開され、GMOが身代金の要求に応じていないとして、顧客のものと称する1人分の個人情報を載せた。声明は、個人情報を毎日公開するとも表明している(共同通信)
  • 攻撃者が先に公開した情報でも、広めることがプライバシーの侵害にあたる可能性があると弁護士は指摘する。見ない、広めないことが、被害者を守るいちばんの方法だ

分かったこと

警視庁が捜査

共同通信によると、警視庁は不正アクセス禁止法違反の疑いなどで捜査しており、GMOの関係者から被害の状況などを確認している。GMOは10月22日に警察に相談したと公表していた。

「顧客1人分」の個人情報と、「毎日公開」の表明

複数のサイバーセキュリティーの関係者によると、攻撃側とみられる声明は、GMOが要求に応じていないとして、顧客のものと称する1人分の個人情報を載せた。真偽は不明だが、氏名や住所のほか、プライバシーに関わる事項が含まれるという。声明は、個人情報を毎日公開するとも表明している。

GMOは声明を把握し、内容を確認していると説明している。第10報では、公開された情報に事実と異なる内容が含まれるおそれがあるとしていた。

GMOの対応

  • 要求には永久に応じない(第12報)
  • 情報が公開されたことをGMOが確認した人に、特別お見舞金を支払う。区分ごとに1万円〜2万5千円で、上限300万円
  • 犯人の特定につながる情報に、総額100万ドルの懸賞金。受付は10月28日12時から
  • 悪質な拡散者には、開示請求や刑事告訴・告発などの法的措置を準備

詳しくは第8報〜第12報のまとめを見てほしい。

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「先に公開されたもの」でも、広めれば責任を問われうる

共同通信によると、個人情報の法務に詳しい森亮二弁護士は、一般に知られていない「非公知」の情報を広める行為はプライバシーの侵害にあたると指摘し、「攻撃者が先に公開したとしても、拡散が被害者の権利侵害に当たる可能性がある」と話している。

SNSでは、公開された情報に触れる投稿も出ている。「もう出回っているから」は言い訳にならない。転載、スクリーンショット、リンクの共有、名前を挙げての言及。どれも、被害にあった人をさらに傷つける。

攻撃側のサイトは、見るだけで危ない

セキュリティーの関係者は、攻撃側のものとみられるサイトを閲覧しないよう呼びかけている。閲覧している人の情報を集める仕組みが埋め込まれている危険があるという。GMOも、アクセスした人の情報は攻撃者に取得されていることを確認している(第11報・第12報)。

このサイトでは、攻撃側のサイトに一度も接続せずに、公開の記録だけで調べた。それでも、ドメインが事件の約7週間前に用意されていたことなどは分かった。中身を見る必要は、誰にもない。

いま一人ひとりができること

デスクトップクラウドを使っていた人

  1. 自分の情報が公開されていないか、確かめに行かない。含まれていれば、GMOから個別に連絡が来る
  2. 接続していたPCは、バックアップを取ったうえで、ネットワークを切り、電源を落としておく(GMO第8報・第9報)。再びつなぐのはGMOから対策の連絡が来てから
  3. 攻撃者を名乗る連絡、「被害金を取り戻す」連絡、偽の懸賞金の窓口には応じない
  4. 不安なことや、不審な連絡が来たときは、GMOの窓口(電話03-5456-2560、24時間)や警察に相談する

それ以外の人

  • 攻撃側のサイトを見に行かない
  • 公開された情報を転載しない、共有しない、話題にしない
  • そうした投稿を見かけたら、広めずに、SNSの通報機能で知らせる

攻撃者が情報を毎日公開すると言うのは、注目を集めて、GMOに払わせる圧力にするためだ。見る人、広める人が減れば、その圧力は弱くなる(ここは筆者の見方)。

まとめ

  • 警視庁が不正アクセス禁止法違反の疑いなどで捜査
  • 攻撃側は顧客1人分とする個人情報を公開し、毎日公開すると表明。GMOは応じない
  • 攻撃者が先に公開した情報でも、広めればプライバシーの侵害になりうる
  • 見ない、広めない、確かめに行かない。困ったらGMOの窓口や警察へ
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出典

  • 共同通信「GMO不正アクセス問題、警視庁が捜査」(2026年10月27日22時07分)
  • 共同通信「GMO、身代金1.5億円を拒否 攻撃者は顧客1人の情報公開か」(2026年10月27日22時48分)
  • 共同通信「GMO問題、サイト閲覧は危険 情報拡散、プライバシーで責任も」(2026年10月27日18時48分。森亮二弁護士のコメント)
  • GMOインターネットグループ・GMOインターネット 第12報(2026年10月27日19時10分時点)

本記事は2026年10月27日夜時点の報道と公式発表に基づく。公開された情報の中身には触れていない。「毎日公開」の狙いについての記述は筆者の見方である。

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北海道のWEB屋

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