新しいAIツールを試す日の、30分でやることを決めた
なんとなく触って終わり、ということが続きました。判断がつく形にするために作った手順です。

この記事の結論
- 目的なく触ると、印象だけ残って判断できない
- いつもの作業を1つやらせると、比較の軸ができる
- 30分で終わらせ、その日のうちに結論を書く
- 目的なく触ると、印象だけ残って判断できない
- いつもの作業を1つやらせると、比較の軸ができる
- 30分で終わらせ、その日のうちに結論を書く
新しいツールを試しても「良さそう」で終わり、結局使わないことが続いた。判断がつく形にするための手順を決めた。
以前の試し方
振り返ると、こういう触り方をしていた。
- 紹介記事を読んで、できることを把握する
- 適当な例を入れて、結果を眺める
- 「良さそう」と思って閉じる
3つ目で終わるので、自分の作業で使えるかが分からないままになる。数日後には、試したこと自体を忘れている。
いまやっていること
30分と決めて、この順でやる。
- 5分 — 利用条件を見る。商用可か、データを取り出せるか
- 15分 — いつもの作業を1つやらせる
- 5分 — 同じことを現行のツールでやり、結果を並べる
- 5分 — 結論を3行で書く
2つ目が要で、その日に実際にやる予定の作業を使う。架空の例だと判断できない。
比べる作業を決めておく
毎回違う作業で試すと比較にならない。基準にする作業を決めてある。
- 文章 — 同じ材料を渡して、同じ指示で書かせる
- 画像 — 同じ指示文で生成する
- コード — 同じ小さな処理を作らせる
基準があると、半年前に試したものとも比べられる。前回の結果を残しておけば、改善の度合いが分かる。
見ている点
結果の良し悪し以外にも、見る項目を決めた。
- 1回で使える答えが返ったか。やり直しが何回必要か
- 返ってくるまでの時間
- 操作で迷った箇所があったか
- 無料の範囲で、どこまでできたか
3つ目を記録しておくと後で効く。迷った箇所は、毎日使うと毎日迷うことになる。
結論の書き方
その日のうちに3行だけ書く。形を決めてある。
ツール名 / 試した日
用途:(何に使えそうか)
判定:採用 / 保留 / 見送り
理由:(1行)「保留」を用意したのが効いた。いまは要らないが、条件が変われば使うというものが多い。理由を書いておけば、次に見たとき判断が速い。
記録を溜めると見えてくるもの
半年で20件ほど記録が溜まり、傾向が見えた。
- 採用したものは、既存のツールの不満が明確だったとき
- 見送ったものの多くは、そもそも困っていなかった
- 保留のまま1年経ったものは、結局使っていない
2つ目が示唆的だった。困っていない状態で試しても、採用する理由が生まれない。試す前に「いま何に困っているか」を書き出すようにしてから、採用率が上がった。
困りごとから探す
いまは順番を逆にしている。話題のツールを試すのではなく、困っていることを先に書き、それを解決しそうなものを探す。
見送る理由の型
書き溜めると、見送る理由がいくつかの型に収まった。
- いまのもので足りている
- 条件が合わない(商用不可、データを出せない)
- 操作が自分に合わない
- 費用が見合わない
2つ目は改善される可能性があるので、保留にすることが多い。1つ目と3つ目は、たいてい次回も同じ結論になる。
30分で切る理由
時間を区切らないと、延々と触ってしまう。
- 面白いので、本来の作業を忘れる
- 深く触っても、判断は30分でついている
- 長く触ると、かけた時間を惜しんで採用しがちになる
3つ目が厄介だった。時間をかけたぶん、良いものだったと思いたくなる。切ることで、この偏りを避けている。
試す日を決める
思いついたときに試すと、作業が止まる。
- 試したいものは、一覧に書き溜める
- 月に1日、まとめて試す日を作る
- その日に1〜3個だけ試す
書き溜めている間に、興味が薄れるものもある。その程度のものは試さなくてよいという選別にもなっている。
まとめ
- 目的なく触ると、印象だけ残って判断がつかない
- その日にやる実際の作業をやらせる。架空の例では判断できない
- 基準の作業を決めておくと、過去の結果とも比べられる
- 採用・保留・見送りの3択で、理由を1行書く
- 30分で切る。長く触るほど、採用に傾く
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