自分の判断を否定させると、見落としが見つかる

賛成されても何も得られません。反対の立場から見てもらう使い方です。

この記事の結論

  1. 賛成の意見は、判断の材料にならない
  2. 反対の立場を明示して頼むと、別の角度が出る
  3. 出てきた指摘の、1つ使えれば十分
  • 賛成の意見は、判断の材料にならない
  • 反対の立場を明示して頼むと、別の角度が出る
  • 出てきた指摘の、1つ使えれば十分

方針を決めた後、確認のつもりで聞くと賛成されることが多かった。否定させる形に変えてから、見落としが見つかるようになった。

賛成される理由

こちらの書き方に原因があった。

  • 自分の案を、正しいものとして説明していた
  • 「これでよいか」と聞いていた
  • 肯定を期待する書き方になっていた

3つ目に気づいていなかった。聞き方が、答えを決めている。

否定させる書き方

こう頼むようにした。

次の方針で進めようと思います。
(方針)

この方針に反対する立場から、問題点を3つ挙げてください。
賛成できる点は書かないでください。
最も見落としやすい点を、1つ目に書いてください。

最後の1行を足してから、指摘の質が上がった。

出てくる指摘

よく挙がるのは、この種類だった。

  • 想定していない場合の扱い
  • 後から変更できなくなる点
  • 他の部分への影響
  • 費用や時間の見落とし

2つ目が重要だ。いまは良くても、後で困る決定がある。

3つのうち1つ

すべてが有用とは限らない。

  • 1つは、既に考慮している
  • 1つは、自分の状況には当てはまらない
  • 1つは、考えていなかった

3つ目があれば十分だ。1つ見つかれば、聞いた価値がある。

立場を変えて聞く

反対の立場以外にも、角度を変えられる。

  • 費用を出す人の立場から
  • 後から引き継ぐ人の立場から
  • 使う人の立場から

2つ目で、記録の不足が見つかることが多い。いまの自分には不要でも、後の誰かには必要な情報がある。

反論に反論する

出てきた指摘が的外れなときもある。

  • なぜ当てはまらないか、自分で説明する
  • 説明できないなら、当てはまる可能性がある
  • 説明する過程で、考えが整理される

3つ目が副次的な効果だ。反論を言葉にすると、自分の根拠がはっきりする。

指摘を記録して傾向を見る

出てきた指摘を溜めると、自分の癖が見えた。

  • 費用の見落としを、繰り返し指摘される
  • 後から変更できるかを、考えていないことが多い
  • 関係者への影響を、忘れがち

3つとも、自分では気づいていなかった傾向だ。同じ種類の指摘を何度も受けるなら、そこが自分の弱い軸ということになる。いまは方針を立てる段階で、この3つを意識して先に考えるようにしている。指摘される前に埋まるようになった分、聞いたときの収穫も変わってきた。

判断は手放さない

指摘を受けても、決めるのは自分だ。

  • すべての指摘に対応する必要はない
  • 許容するリスクを決める
  • 決めた理由を記録する

3つ目を書いておくと、後から見直すときの材料になる。

使う場面

常にやるわけではない。

  • 後から変えにくい決定
  • 影響が広い決定
  • 自分が迷っている決定

3つ目は意外と効果が薄い。迷っているときは、材料が足りないことが多い。まず情報を集めるほうが先だ。

否定が効かない場面

やってみて、効果が薄い場面も分かった。

  • 好みの問題。どちらが正しいという話ではない
  • 既に実行済みの決定。いまさら変えられない
  • 情報が足りない段階。指摘も推測になる

3つ目が最も多かった。材料が無い状態で否定させても、一般的な懸念が並ぶだけだ。判断に必要な情報が揃ってから聞くという順番が要る。迷っている段階でやると、不安だけが増えて決められなくなる。まず調べ、方針を立て、それから否定させるのが正しい順番だった。

人に聞くのとの違い

人に相談するのとは、得られるものが違う。

  • 一般的な見落としは、拾える
  • その分野固有の事情は、詳しい人のほうが分かる
  • いつでも聞ける。時間を選ばない

3つ目が実用面の利点だ。人に聞く前の整理として使うと、相談の質も上がる。

まとめ

  • 聞き方が、答えを決めている
  • 「賛成できる点は書かないで」と明示する
  • 3つのうち1つ使えれば、聞いた価値がある
  • 的外れな指摘には、自分で反論してみる
  • 決めるのは自分。許容するリスクを決める

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