AIに関する決まりごとで、使う側として知っておいたこと
法律の専門家ではありませんが、使う立場で押さえておくべき点を整理しました。

この記事の結論
- 生成物の扱いは、サービスの条件と法律の両方を見る
- 人の権利に関わる使い方は、技術の問題ではない
- 迷ったら、その用途を避けるのが現実的
- 生成物の扱いは、サービスの条件と法律の両方を見る
- 人の権利に関わる使い方は、技術の問題ではない
- 迷ったら、その用途を避けるのが現実的
制度の話は専門家の領域だが、使う側として押さえておいた点を書く。2026年4月時点の理解で、法律の助言ではない。具体的な判断が必要なときは、専門家に相談してほしい。
2つの層がある
調べて分かったのは、見るべきものが2つあることだった。
- サービスの利用条件 — そのサービスで何をしてよいか
- 法律 — 社会として何が許されるか
サービスが許していても、法律上の問題が別に生じうる。条件を満たしていれば安全、とは限らない。
生成物の扱い
作ったものを誰のものとして扱うかは、サービスによって違う。
- 利用者に権利が渡るとしているもの
- 利用は認めるが、権利の所在に触れないもの
- 有料プランでのみ商用利用を認めるもの
3つ目は見落としやすい。無料で作れることと、商用で使えることは別だった。
既存のものに似る問題
生成したものが、既存の作品に似る可能性がある。
- 特定の作品を指定して作らせると、似る確率が上がる
- 偶然似ることもある
- 似ているかどうかは、こちらでは判断しきれない
対処として、特定の作品や作家を指定しないと決めた。意図的に似せていないことが、最低限の線になる。
人に関わる使い方
最も慎重にしているのがこの領域だ。
- 実在する人の顔や声を作る
- 人が言っていないことを言ったように見せる
- 人物の判断や評価に使う
どれも技術的には可能だが、できることと、やってよいことは別だ。この種の用途には手を出していない。
表示について
生成したものと明示するかどうかは、場面による。
- サービスの条件で求められている場合は、必ず書く
- 人物が写っているものは、実在しない旨を書く
- 装飾的な画像は、特に書かなくても問題にはなりにくい
判断に迷うので、書いて困ることはないという理由で、基本的に書く方針にしている。
入力する側の注意
出力だけでなく、入力にも気をつける点がある。
- 人の個人情報を入れる
- 他人の著作物を丸ごと入れる
- 守秘義務のある情報を入れる
3つ目は契約の問題になる。技術の話ではなく、約束を守るかどうかの話だ。
分野ごとの規制
使う分野によって、別の決まりがある場合がある。
- 医療、金融、法律に関わる助言
- 広告の表現
- 人の採用に関わる判断
どれも、AIを使うかどうかに関わらず規制がある領域だ。AIで作ったから免除される、ということはない。
記事を書くときの扱い
自分のサイトでは、こう扱っている。
- 条件は変わるので、確認した日付を書く
- 断定せず、各自で確認してほしいと添える
- 公式の案内へのリンクを置く
3つ目が読者にとって最も親切だ。こちらの記述が古くなっても、正しい情報にたどり着ける。
社内で使う場合の整理
自分一人なら判断できても、複数人で使うなら形にする必要がある。
- どのサービスを使ってよいか決める
- 入れてよい情報の範囲を書き出す
- 作ったものの扱いを決める。社外に出す場合の確認手順も
3つ目を決めていないと、各自の判断で外に出てしまう。一度出たものは取り消せないので、出す前の確認を手順に組み込む必要がある。小さな組織でも、1枚の文書にまとめておくだけで事故が減る。
迷ったときの判断
調べても分からないことは多い。そのときの基準を決めた。
- その用途を避ける
- 代わりの手段を探す
- 必要なら、専門家に聞く
1つ目で済むことがほとんどだった。グレーな使い方をしなくても、やりたいことは達成できる場合が多い。
まとめ
- サービスの条件と法律は、別の層として両方見る
- 無料で作れることと、商用で使えることは別
- 特定の作品や作家を指定しない
- 実在する人に関わる用途には手を出さない
- 分からないことは避ける。代わりの手段はたいていある
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