長い資料を読ませるとき、全部渡すのをやめたら精度が上がった

PDFをまるごと渡していましたが、必要な部分だけ切り出すほうが結果が良くなりました。

この記事の結論

  1. 全部渡すと、重要でない部分に引っ張られる
  2. 必要な章だけ渡すと、精度が上がる
  3. どこが必要か分からないときは、目次から探させる
  • 全部渡すと、重要でない部分に引っ張られる
  • 必要な章だけ渡すと、精度が上がる
  • どこが必要か分からないときは、目次から探させる

数十ページの資料を渡して質問すると、的外れな答えが返ることがあった。渡し方を変えてから、ほとんど無くなった。

全部渡すと何が起きるか

長い資料を丸ごと渡したときの崩れ方は、こうだった。

  • 質問と関係ない部分の内容が混ざる
  • 後半の情報が軽く扱われる
  • 表の中の数字が、文章に溶けて正確でなくなる

3つ目が困る。表は構造に意味があるのに、文章化されると行と列の対応が崩れる。

必要な部分だけ渡す

該当する章だけを切り出して渡すと、精度が上がった。

  • 質問に関係する章を特定する
  • その部分だけを本文として渡す
  • 前後の文脈を1行で添える

3つ目を忘れると、切り出した部分だけで解釈される。「これは契約書の第5条です」のように、位置を伝えておく。

どこが必要か分からないとき

自分でも該当箇所が分からない場合は、2段階にする。

  • 1回目 — 目次だけ渡して「この質問に関係しそうな章はどれか」と聞く
  • 2回目 — 挙がった章を渡して、質問する

目次は短いので、正確に判断されやすい。探す作業と読む作業を分けると、どちらも安定した。

表は表のまま渡す

表が重要な場合、形を保つようにした。

  • 画像ではなく、文字として渡す
  • 区切り文字を揃える。列の対応が分かる形にする
  • 「この表の値はそのまま扱って」と添える

3つ目で、数字が丸められるのを防げる。説明のために言い換えられると、元の値が失われる。

長さの目安

どこまでなら一度に渡せるか、試して感覚をつかんだ。

  • 数ページまで — 問題なく扱える
  • 十数ページ — 質問が具体的なら大丈夫
  • 数十ページ — 分けたほうが確実

扱える上限と、精度が保たれる長さは違う。受け取れることと、正確に扱えることは別だった。

複数の資料を比べる場合

2つの資料の違いを知りたいときは、さらに工夫が要る。

  • 比べる観点を先に指定する。「料金」「期間」「解約条件」など
  • 観点ごとに、両方から該当箇所を抜き出させる
  • その抜き出しを並べて、違いを見る

いきなり「違いを教えて」と聞くと、目についた差だけが挙がる。観点を固定しないと、網羅されない。

答えの裏を取る

長い資料を扱うときは、答えの根拠を示させている。

回答には、根拠となる箇所を
そのまま引用して添えてください。
引用できない場合は「該当なし」と書いてください。

引用を求めると、資料に書いていないことを答えにくくなる。引用が無い回答は、確認が必要だと分かる。

資料の前処理

渡す前にこちらで整えると、結果が安定した。

  • ページ番号やヘッダーの繰り返しを消す
  • 改行が不自然な箇所を直す。1行ずつ切れていることがある
  • 見出しが分かる形にする。記号を付けるだけでよい

2つ目が効く。PDFから取り出した文字は、行の途中で改行が入ることがある。文として切れている箇所を、文単位に戻すだけで理解が安定した。

手間の目安

数十ページなら数分で済む。質問と回答を何度も往復するより短い。

向かない資料

渡し方を工夫しても、扱いにくいものがあった。

  • 図が中心の資料。文字が少なく、図の意味が伝わらない
  • 手書きが含まれるもの
  • 段組みが複雑なもの。読む順番が崩れる

3つ目は実際に起きた。2段組みの資料が、左右の行を交互に読んだ形で処理されていた。渡す前に、文字として正しく取り出せているか確認する。

やり取りを分ける

同じ資料に複数の質問をするとき、1つの会話で続けると後半が崩れた。

  • 資料を渡す会話は、1つの目的につき1つ
  • 質問が変わるときは、資料を渡し直して始め直す
  • 前の回答を前提にしたい場合だけ、同じ会話で続ける

2つ目は無駄に見えるが、精度を考えると安い。長い資料が入った会話は、それだけで重くなっているので、質問を重ねるほど崩れやすい。

まとめ

  • 全部渡すと、関係ない部分に引っ張られる
  • 該当する章だけ渡し、位置を1行添える
  • どこが必要か分からないときは、目次から探させる
  • 表は形を保ち、「そのまま扱って」と指定する
  • 根拠の引用を求めると、書いていないことを答えにくくなる

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北海道のWEB屋

北海道を拠点に、Web業界14年・サポート実績1,000件以上。WordPressの復旧、サーバー移転、独自ドメインとメールの設定、PHP・JavaScriptの修正まで対応します。相談と見積もりは無料です。

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