AIの話題を見たとき、出どころを確かめる手順
人づてに広がる話は、元をたどると違っていることがあります。確かめ方を手順にしました。

この記事の結論
- 人づてに伝わるうちに、条件や数字が落ちる
- 元の発表に当たると、話が小さくなることが多い
- 確かめる手順を決めておくと、数分で済む
- 人づてに伝わるうちに、条件や数字が落ちる
- 元の発表に当たると、話が小さくなることが多い
- 確かめる手順を決めておくと、数分で済む
SNSで見た話を記事に書こうとして、元をたどったら違っていたことがあった。それ以来、確かめてから書くようにしている。手順を書く。
どう変わっていくか
伝わる過程で、こういう変化が起きていた。
- 条件が落ちる。「特定の環境では」が消える
- 見込みが断定になる。「予定」が「決定」になる
- 数字が丸められる。「約2割」が「大幅に」になる
- 主語が変わる。関係者の発言が、組織の方針として伝わる
1つ目が最も多い。条件が付いた話は、条件を落とすと別の話になる。
手順
こう確かめている。慣れれば数分で済む。
- その話の出どころが書かれているか見る
- 書かれていなければ、その時点で保留にする
- 出どころが示されていれば、そこへ行く
- 元の文を読み、条件と日付を確認する
2つ目で止まるものが多い。出どころが示されていない話は、確かめようがない。
どこを一次情報と見るか
たどる先として、こう考えている。
- 提供元の公式発表。最も確実
- 公式の更新履歴。誇張がない
- 登壇や発表の記録。文脈ごと確認できる
解説記事は一次情報ではない。記事を根拠に記事を書くと、誤りを引き継ぐ。
見つからない場合
探しても公式の記述が無いなら、書かない。噂として広がっているだけの可能性がある。
日付を見る
古い情報が、新しい話として流れてくることがある。
- 元の発表がいつか確認する
- その後に変更されていないか、更新履歴を見る
- 記事の日付ではなく、発表の日付を見る
3つ目を間違えやすい。記事が今日書かれていても、中身は1年前の話ということがある。
見出しと本文がずれている場合
記事そのものが誤りではなく、見出しだけが強いことがある。
- 見出しは断定、本文には「可能性がある」と書かれている
- 見出しの主語が大きい。一部の話が全体の話になっている
- 見出しに無い条件が、本文の後半に書かれている
3つ目を見落とすと、条件を外して理解することになる。見出しだけで判断せず、最後まで読むのが最低限の確認だった。読むのが面倒なら、そもそも書かない。
共有する前に読む
自分が広める側に回るときも同じで、読まずに共有しない。見出しだけ見て回すと、条件を落とす側に加担することになる。
自分が広めるときの作法
確かめた話を書くときは、同じことが起きないようにしている。
- 出どころのURLを必ず示す
- 条件を省かない。「〜の場合」を残す
- 自分の解釈と、発表内容を分けて書く
3つ目が大事だった。解釈を事実のように書くと、それが一人歩きする。
断定を避ける書き方
確認できた範囲でしか書かない、という前提で表現を選んでいる。
- 確認できたこと — そのまま書く。出典を添える
- 推測 — 推測だと明記する
- 確認できなかったこと — 書かない
「〜と言われています」は使わない。誰が言っているか示せないなら、書く根拠がない。
急がない
速報性を競うと、確認が甘くなる。方針として降りた。
- 速報は、速い人に任せる
- こちらは、使ってみた結果を書く
- 発表から数週間後のほうが、書ける内容が増える
3つ目が実際そうだった。実際に触ってからでないと、書けることが無い。
確認の記録を残す
確かめた内容は、記事と別に控えている。
- 確認した日
- 見た一次情報のURL
- その時点での条件
後から問い合わせがあったとき、いつ時点の何を根拠に書いたかを示せる。条件が変わっていた場合も、記事の更新が速い。
まとめ
- 伝わる過程で、条件が落ち、見込みが断定になる
- 出どころが示されていない話は、確かめようがない
- 解説記事は一次情報ではない。発表そのものに当たる
- 記事の日付ではなく、発表の日付を見る
- 速報は追わず、使ってみた結果を書く
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