記事に数字を入れるようにしたら、書く内容が変わった

「速くなった」では伝わりません。数字を入れる習慣が、記録の取り方も変えました。

この記事の結論

  1. 数字が無いと、読者は判断できない
  2. 数字を書くには、測っておく必要がある
  3. 測る習慣が、書く内容を変えた
  • 数字が無いと、読者は判断できない
  • 数字を書くには、測っておく必要がある
  • 測る習慣が、書く内容を変えた

「速くなった」「楽になった」と書いていたが、読む人には程度が分からない。数字を入れるようにしてから、記事の性質が変わった。

数字が無い記述の問題

自分の記事を読み返すと、こういう表現が多かった。

  • 「かなり速くなった」
  • 「大幅に減った」
  • 「すぐ終わる」

どれも書いた人の感覚でしかない。読む人が、自分の場合に当てはめられない。

数字にすると変わること

同じ内容でも、印象と有用性が変わった。

  • 「速くなった」→「0.5秒から0.1秒になった」
  • 「減った」→「20個から5個に減らした」
  • 「すぐ」→「10分程度」

読者が自分の環境と比べられる。

測らないと書けない

数字を書こうとすると、測る必要が出る。

  • 作業の前後で、時間を記録する
  • 件数を数える
  • 変更の前後で、測り直す

この習慣が、記事以外の作業にも効いた。効果があったかどうか、自分でも分かるようになる。

測る項目

よく使う数字を挙げる。

  • かかった時間
  • 件数、回数
  • 容量、大きさ
  • 費用

どれも記録しておかないと、後から出せない。作業中に記録する癖をつけた。

正確でなくてよい

厳密さを求めすぎると、測るのが面倒になる。

  • おおよそでよい。「およそ10分」
  • 幅で書いてもよい。「5〜10分」
  • 測り方を書き添える

3つ目があると、読者が自分の数字と比べられる。測り方が違えば、比べる意味が無い。

書けない数字

数字にできないこともある。

  • 感覚的な使いやすさ
  • 文章の質
  • 長期的な影響

こういう場合は、数字が無いことを明示する。「測っていないが、体感として」と書く。

比較の数字を出す

単独の数字より、前後を並べるほうが伝わる。

  • 変更前と変更後を、両方書く
  • 何もしなかった場合との差を書く
  • 目安になる基準があれば、添える

1つ目が基本だ。「0.1秒」と書いても速いのか分からないが、「0.5秒から0.1秒」なら差が見える。数字は、比べる相手があって初めて意味を持つ。測るときも、変更前の値を必ず記録しておくようにした。後から測り直せないことが多い。

条件を添える

数字だけでは誤解を招くことがある。

  • どういう環境で測ったか
  • 何回測った平均か
  • いつ測ったか

3つ目が重要だ。条件が変われば、数字も変わる。

数字を疑われたとき

数字を書くと、根拠を聞かれることがある。

  • どう測ったか、答えられるようにしておく
  • 答えられない数字は、書かない
  • 他から引いた数字は、出典を示す

2つ目を基準にしている。測った記憶が無い数字は、書いた時点で感覚を数値にしただけだ。説明できない数字は、無いほうがよい。曖昧な表現のほうが、まだ誠実だと考えている。測り方を本文に書いておけば、聞かれる前に伝わる。

読まれ方が変わった

数字を入れるようにして、記事の読まれ方が変わった。

  • 滞在時間が伸びた
  • 同じテーマの他の記事より、読まれるようになった
  • 具体的な質問が来るようになった

3つ目が変化を表している。数字があると、読者が自分の場合を考える。

数字が無い記事との差

過去の記事と比べると、違いがはっきりした。

  • 数字がある記事 — 具体的な質問が来る
  • 数字が無い記事 — 「どれくらいですか」と聞かれる
  • 聞かれる内容が、そのまま不足を示している

3つ目に気づいてから、質問を数字の補完に使うようになった。聞かれた項目は、書いておくべきだった数字だ。読者が知りたい数字は、こちらが書き忘れている数字と一致する。質問が来た記事には、その数字を追記している。

記録の仕組み

数字を書けるよう、記録の形も決めた。

  • 作業を始めるとき、時刻を書く
  • 終わったとき、時刻と結果を書く
  • 変更したら、前後の値を書く

この3つを習慣にすると、書くときに探す必要が無くなる。

まとめ

  • 数字が無い記述は、書いた人の感覚でしかない
  • 読者が自分の環境と比べられる形にする
  • 厳密でなくてよい。幅で書いてもよい
  • 測り方と条件を添える
  • 測れないものは、測っていないと明示する

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