PHPの更新を代行するサイトを開設しました。PHP 8.2のサポート終了まで2か月、自分で上げる人の確認手順も
このサイトの運営者が、古いPHPを最新版へ更新する代行サービスのサイト「PHP更新サービス」(php-koushin.com)を開設しました。PHP 8.2は2026年12月31日でサポートが終わり、10月にはPHP2Shellと呼ばれる深刻な脆弱性も公表されています。サービスの内容に加えて、自分で更新する人のための確認手順と、業者に頼むときに確かめたい点をまとめます。

この記事の結論
- このサイトの運営者(北海道のWEB屋)が、古いPHPを最新版へ更新する代行サービスのサイト「PHP更新サービス」(php-koushin.com)を開設した。自社のサービスのお知らせである
- 背景は二つ。PHP 8.2のサポートが2026年12月31日で終わること、そして10月21日にPHP2Shellと呼ばれる深刻な脆弱性が公表されたこと
- 代行に頼まず自分で更新する人のための確認手順と、どこに頼むにしても確かめておきたい点もあわせて書く
- このサイトの運営者(北海道のWEB屋)が、古いPHPを最新版へ更新する代行サービスのサイト「PHP更新サービス」(php-koushin.com)を開設した。自社のサービスのお知らせである
- 背景は二つ。PHP 8.2のサポートが2026年12月31日で終わること、そして10月21日にPHP2Shellと呼ばれる深刻な脆弱性が公表されたこと
- 代行に頼まず自分で更新する人のための確認手順と、どこに頼むにしても確かめておきたい点もあわせて書く
開設したサイト
「PHP更新サービス」は、WordPressやEC-CUBE、独自に作られたPHPのシステムを、テスト環境で動作を確かめてから新しいPHPへ切り替える代行サービスだ。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金 | 1サイト50,000円(税込)の定額。大きな作り直しが要る場合は、作業の前に相談する |
| 期間 | 最短1日 |
| 対象 | WordPress、EC-CUBE、Laravel、CakePHP、独自のPHP、PHPのメールフォーム |
| 進め方 | 調査、バックアップ、テスト環境での確認、動かない箇所の修正、切り替え、表示やフォームの確認 |
| 納品物 | 作業前後の画面写真をつけたPDFの報告書 |
| 無料診断 | URLを入れると、外から見える範囲でPHPの版やサイトの種類の目安を表示する。URLと結果は保存しない |
相談と申し込みは、ココナラのメッセージで受け付けている。
なぜ今なのか
サポートの期限
PHPの公式サイトによると、各版のセキュリティ修正の期限は次のとおりだ(10月31日に確認)。
| 版 | セキュリティ修正の期限 | 状態 |
|---|---|---|
| 7.4/8.0/8.1 | すでに終了 | 修正版は出ない |
| 8.2 | 2026年12月31日 | 残り2か月 |
| 8.3 | 2027年12月31日 | セキュリティ修正のみ |
| 8.4 | 2028年12月31日 | 通常のサポート中 |
| 8.5 | 2029年12月31日 | 通常のサポート中 |
期限が過ぎても、サイトがすぐ止まるわけではない。ただ、新しい脆弱性が見つかっても直した版が出なくなる。レンタルサーバーの会社が古い版の提供をやめれば、ある日まとめて切り替わり、表示が崩れたり真っ白になったりすることもある。
PHP2Shell
10月21日、PHPの開発元は、ログインなしで外からサーバーを乗っ取られるおそれがある脆弱性(CVE-2026-109618、CVE-2026-109619)を公表した。修正版は8.2.35、8.3.36、8.4.27、8.5.12以降。JPCERT/CCは10月26日の更新で、実証コードが多数公開され、悪用を試みる通信も観測されていると伝えている。詳しくはJPCERT/CCの更新を取り上げた記事にまとめた。
8.2を使っている場合、修正版の8.2.35に上げればPHP2Shellへの対策にはなる。ただし2か月後にサポートが終わるので、どうせ上げるなら8.3以上にしておくほうが手戻りがない。7.4〜8.1には修正版が出ないため、8.3以上への移行が必要になる。
自分で更新する人の確認手順
ここからは、代行に頼まず自分でやる人向けだ。順番が大事なので、上から進めてほしい。
- 今の版を確かめる:レンタルサーバーの管理画面で、ドメインごとの版を見る。外から目安を知るなら、このサイトの簡易PHP診断も使える
- バックアップを取る:ファイルとデータベースの両方。サーバー会社の自動バックアップがあっても、手元にも1つ残す
- テーマやプラグインを先に新しくする:WordPressなら、本体とテーマ、プラグインを更新してから。何年も更新が止まっているプラグインは、新しいPHPで動かないことが多い
- 可能ならテスト環境で試す:サーバー会社の「ステージング」機能や、サブドメインに複製を作って、新しい版で動かしてみる
- アクセスの少ない時間に切り替える:切り替えたら、トップ、記事、お問い合わせフォームの送信、管理画面へのログイン、ネットショップなら決済まで、一つずつ確かめる
- エラーログを見る:表示が正常でも、エラーログに「Deprecated」や「Fatal error」が出ていないかを見る
- おかしければ、すぐ戻す:版は管理画面から戻せることが多い。慌てずに元の版へ戻し、原因を調べてから出直す
どこに頼むにしても、確かめたいこと
これは筆者の見方だが、PHPの更新を業者に頼むとき、自社のサービスに限らず次の点は聞いておきたい。
- 作業前のバックアップを取るか。失敗したときに戻せるか
- 本番を触る前にテスト環境で確かめるか
- 何を、なぜ直したかの記録が残るか。次に別の人が触るときの手がかりになる
- 追加の料金が出る条件が、作業の前に示されるか
- 「この機会にサイトを作り直しましょう」と言われたら、本当に必要かを考える。PHPの更新だけなら、作り直さずに済むことが多い
まとめ
- このサイトの運営者が、PHPの更新代行サイト「PHP更新サービス」を開設した。1サイト50,000円の定額、最短1日、無料診断つき
- PHP 8.2は2026年12月31日でサポート終了。7.4〜8.1はすでに終わっている
- PHP2Shellの修正版は8.2.35/8.3.36/8.4.27/8.5.12以降。上げるなら8.3以上が手戻りがない
- 自分でやるなら、バックアップ、テーマとプラグインの更新、テスト、確認、戻し方の順で
出典
- PHP「Supported Versions」(php.net、2026年10月31日に確認)
- The PHP Group「Security advisory: Critical remote code execution vulnerabilities, update now」(2026年10月21日)
- JPCERT/CC「PHPにおける複数の脆弱性(CVE-2026-109618、CVE-2026-109619)に関する注意喚起」(2026年10月22日公開、10月26日更新)
本記事は、このサイトの運営者が提供するサービスのお知らせを含む。料金や内容は2026年10月31日時点のもので、最新の情報はPHP更新サービスのサイトで確かめてほしい。
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