MUJI Cardのカード番号全桁、約109万件。5年前にやり取りをやめた番号が、無印良品のシステムに残っていた
良品計画のシステムへの不正アクセスで、クレディセゾンが発行する「MUJI Card」のカード番号全桁と生年月日など約109万件に、第三者がアクセスした可能性があると両社が発表しました。対象は2021年7月までに入会した会員で、現在使えるカードは約34.5万枚。ポイント付与のために過去に受け取ったカード番号が、仕組みを変えた後も残っていました。対象かどうかの確かめ方と、有効期限やセキュリティコードを聞き出す偽の連絡への注意をまとめます。

この記事の結論
- 良品計画のシステムへの不正アクセスで、クレディセゾンが発行する「MUJI Card」のカード番号(全桁)、生年月日、MUJI Card IDなど約109万件に、第三者がアクセスした可能性があると、両社が11月4日に発表した
- 対象は2000年10月から2021年7月までに入会した会員。現在使えるカードは約34.5万枚、残り約74.5万件は解約や期限切れのカードだ。カード名義、有効期限、セキュリティコードは含まれない
- このカード番号は、ポイント付与のために2021年7月までクレディセゾンから良品計画へ渡されていたもの。仕組みを変えた後も、過去に受け取った番号がシステムに残っていた
- 良品計画のシステムへの不正アクセスで、クレディセゾンが発行する「MUJI Card」のカード番号(全桁)、生年月日、MUJI Card IDなど約109万件に、第三者がアクセスした可能性があると、両社が11月4日に発表した
- 対象は2000年10月から2021年7月までに入会した会員。現在使えるカードは約34.5万枚、残り約74.5万件は解約や期限切れのカードだ。カード名義、有効期限、セキュリティコードは含まれない
- このカード番号は、ポイント付与のために2021年7月までクレディセゾンから良品計画へ渡されていたもの。仕組みを変えた後も、過去に受け取った番号がシステムに残っていた
10月30日の第一報(MUJIアプリで最大2,726万件)の続報だ。良品計画の発表ページは、記事を書いた時点で機械からのアクセスを確認画面で止めていたため、カード発行会社であるクレディセゾンの発表と、報道で内容を確かめた。
4日に分かったこと
| 対象 | 件数 | アクセスされた可能性のある情報 |
|---|---|---|
| MUJI Card(2021年7月までの入会者) | 約109万件(うち現在使えるカード約34.5万) | カード番号(全桁)、生年月日、MUJI Card ID。一部の会員は氏名、住所、電話番号、性別、メールアドレスも |
| アプリかネットストアにカードを登録した利用者の一部 | 約120件 | カード番号の先頭6桁と下2桁、カード名義(報道) |
| MUJIアプリと無印良品ネットストアの利用者(退会者を含む) | 最大約2,726万件 | メールアドレス、生年月日、性別、会員ID。うち約52万件は氏名、住所、電話番号も(報道) |
報道によると、第一報では「MUJIアプリの利用者」としていた対象に、アプリを使っていないネットストアの利用者も含まれることが分かった。第一報で「含まれない」とされていた氏名、住所、電話番号も、約52万件では含まれていた。
クレディセゾンによると、不正アクセスが起きたのは10月29日午前1時ごろ。良品計画からカード番号も対象になった可能性があると報告を受けたのは11月2日だった。クレディセゾン自身のシステムへの不正アクセスや流出は確認されていないという。
やめたはずの連携、残っていた番号
クレディセゾンの説明はこうだ。MUJI Cardの利用者にポイントの特典を付けるため、2000年10月から2021年7月まで、カード番号をクレディセゾンから良品計画へ渡していた。その後ポイントの仕組みを変え、今はカード番号を渡していない。それでも、過去に受け取った番号が良品計画のシステムに残っていたと報じられている。
ここからは筆者の見方だ。仕組みを変えた2021年の時点で、受け取った番号はもう使い道がなかったはずだ。しかも約109万件のうち7割近くは、すでに解約や期限切れで使えないカードだった。
今月は、日本交通で過去の応募者の情報がいちばん多く漏れ、GMOトラスト・ログインでは消されずに残った一時ファイルが取られた。要らなくなったら消す。漏えいを小さくするいちばん確かな手が、また守られていなかった。
自分が対象か確かめる
- MUJI Cardの入会日を確かめる。セゾンPortalかNetアンサーの「メニュー」から「お客様情報の確認・変更」で見られる。2021年8月以降に発行されたカードは対象外だ
- 対象なら、カードの利用明細を確かめる。身に覚えのない利用があれば、クレディセゾンに連絡する
- 不安ならカードの再発行を申し込める(Netアンサー、セゾンPortalから)。届くまで時間がかかるとされている
- 対象の会員には、良品計画かクレディセゾンから、メールか郵送で順に連絡が届く
「有効期限を教えて」に注意
これも筆者の見方だ。今回アクセスされた可能性のある情報には、有効期限とセキュリティコードが入っていない。カード番号だけでは、ネットでの買い物に使いにくい。
だからこそ、足りない部分を本人から聞き出そうとする連絡が来るおそれがある。「お客様のカードが不正に使われた可能性があります。確認のため、有効期限とセキュリティコードを入力してください」。カード番号の全桁や生年月日を正しく言い当てられると、本物の連絡に見えてしまう。
クレディセゾンと良品計画は、カード番号、暗証番号、セキュリティコードなどの入力を求める案内のリンク先に、カード情報を入れないよう呼びかけている。確かめたいときは、届いた連絡ではなく、カードの裏面の番号や、自分で開いた公式サイトから問い合わせる。
まとめ
- MUJI Cardのカード番号全桁、生年月日など約109万件にアクセスの可能性。現在使えるカードは約34.5万枚。有効期限とセキュリティコードは含まれない
- 2021年7月までポイント付与のために受け取っていた番号が、仕組みを変えた後も残っていた
- 対象は2021年7月までの入会者。入会日を確かめ、明細を見て、必要なら再発行を
- 番号を言い当てて有効期限やセキュリティコードを聞き出す連絡に注意
出典
- 株式会社クレディセゾン「MUJI Card 会員情報の流出の可能性に関するお知らせとお詫び」(2026年11月4日)
- CNET Japan「『MUJI Card』、クレカ番号全桁など流出の恐れ 良品計画が追加発表」(2026年11月4日)
- Impress Watch「無印良品、ネットストアなども情報漏えい 一部カード情報も」(2026年11月4日)
- 時事通信「クレカ番号109万件流出疑い 『MUJI Card』で 良品計画」(2026年11月4日)
本記事は2026年11月4日時点の情報に基づく。良品計画の発表(2026年11月4日)は記事作成時点で閲覧できず、良品計画側の内容は報道で確かめた。「やめたはずの連携、残っていた番号」の後半と「『有効期限を教えて』に注意」は筆者の見方である。
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