覚えた使い方が、半年で通用しなくなることについて
積み上げた工夫が、更新で無効になることがあります。どう付き合うかの話です。

この記事の結論
- 細かい癖に合わせた工夫は、更新で無効になる
- 考え方の部分は、比較的長く通用する
- 何が変わりやすいかを、意識して分ける
- 細かい癖に合わせた工夫は、更新で無効になる
- 考え方の部分は、比較的長く通用する
- 何が変わりやすいかを、意識して分ける
積み上げた指示の工夫が、更新で効かなくなることがあった。何が残り、何が消えるかを整理する。
無効になった工夫
実際に効かなくなったものを挙げる。
- 特定の言い回しで、出力を安定させる方法
- 癖を回避するための書き方
- 制約を迂回する手順
どれもその版の性質に依存していた。版が変われば、前提が消える。
残った工夫
一方で、変わらず効いているものもある。
- 前提を書く
- 出力の形を指定する
- 判断の既定を渡す
- 工程に分ける
どれもこちらの情報を渡す類のものだ。相手の性質に依存していない。
違いはどこにあるか
整理すると、こう分けられた。
- 相手の癖に合わせたもの — 消える
- こちらの情報を渡すもの — 残る
- 作業の組み立て方 — 残る
1つ目を積み上げても、資産にならない。
どちらに時間を使うか
この整理から、方針を変えた。
- 癖を探ることに、時間を使わない
- 渡す情報を整えることに、時間を使う
- 作業の組み立てを、見直す
2つ目が最も効率がよい。情報を整える作業は、どの環境でも効く。
何を覚えるべきか
消えると分かってから、学ぶ対象を選ぶようになった。
- 覚えるのは、作業の組み立て方
- 癖への対処は、記録に残すだけ
- 記録してあれば、効かなくなったときに気づける
2つ目の区別が重要だった。覚えると、効かなくなっても使い続けてしまう。記録に残しておけば、検証の対象になる。頭に入れるものと、外に置くものを分けている。
記事を書くときの配慮
記事にも、この区別を持ち込んでいる。
- 癖に依存する内容は、時点を明記する
- 考え方の部分は、独立して書く
- 両方を混ぜない
3つ目が重要だ。混ざっていると、古くなった部分が記事全体を古く見せる。
古くなる速さ
内容によって、古くなる速さが違う。
- 画面の操作手順 — 数か月
- 料金や条件 — 半年から1年
- 考え方や判断の基準 — 数年
3つ目を中心に書くようになった。長く読まれる記事は、考え方を扱っている。
更新への備え
更新で変わることを前提に、準備している。
- 指示文を、1か所にまとめておく
- 効かなくなったら、まとめて見直す
- 何が効いているか、検証する手段を持つ
3つ目があると、変化に気づける。同じ指示で結果が変わったら、更新があったと分かる。
気づき方
更新に気づく方法も決めている。
- 基準にする作業を1つ決めておく
- 定期的に、同じ指示で試す
- 結果が変わったら、何か変わっている
3つ目で何度か気づいた。告知が出る前に、挙動が変わっていることがある。
学び直しの頻度
どれくらいの頻度で見直すかも決めた。
- 半年に1度、指示文をまとめて検証する
- 効かなくなっているものを探す
- 効いているものは、そのまま使う
2つ目のやり方は単純で、条件を1つずつ外して結果が変わるか見る。変わらなければ、その条件は効いていない。効いていない条件を抱え続けると、指示が長くなるだけだ。半年に1度の棚卸しで、十分間に合っている。
新しい機能への対応
更新は、失うだけでなく増えることもある。
- 以前は工夫が必要だったことが、標準でできるようになる
- 迂回していた手順が、不要になる
- 工夫を捨てられる
3つ目が起きると、作業が単純になる。長い指示が、1行で済むようになったことがある。積み上げた工夫を手放せるのは、更新の良い面だ。
割り切る
結局、ある程度は割り切ることにした。
- すべてを追いかけるのは無理
- 効かなくなったら、その時に対処する
- 先回りして対策しない
3つ目が現実的だ。何が変わるか分からないものに、備えようがない。
まとめ
- 相手の癖に合わせた工夫は、更新で消える
- こちらの情報を渡す方法は、長く通用する
- 癖を探るより、渡す情報を整えるほうが効率がよい
- 記事では、考え方と手順を分けて書く
- 基準の作業を1つ決めておくと、変化に気づける
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