見た目の崩れをAIに直させるとき、画像より言葉で伝えたほうが速かった
画面の写しを渡しても、どこが問題か伝わりません。何をどう伝えると直るか整理しました。

この記事の結論
- 画面の写しだけでは、意図した状態が伝わらない
- 「どうなっているか」と「どうしたいか」を分けて書く
- 数値で測ると、原因の切り分けが速い
- 画面の写しだけでは、意図した状態が伝わらない
- 「どうなっているか」と「どうしたいか」を分けて書く
- 数値で測ると、原因の切り分けが速い
表示が崩れたとき、画面の写しを貼って「直して」と頼んでいた。当たることもあるが外れることも多く、やり方を変えた。
写しだけでは伝わらない
画像を渡しても、こちらの意図は伝わらない。
- どこが崩れているのか、見ただけでは判断できない
- 意図した状態がどれか分からない
- 画面の幅や環境が分からない
2つ目が本質的だ。崩れているかどうかは、意図を知っている人にしか判断できない。
3つに分けて伝える
こう書くようにしてから、1回で直ることが増えた。
【いまどうなっているか】
ロゴの下に検索欄が落ちて、左端に寄っている
【どうしたいか】
検索欄をロゴと同じ行の右端に置きたい
【環境】
画面幅1440px、Chrome
該当するCSS(貼る)1つ目と2つ目を分けるのが要点だった。現状と理想を分けないと、どちらの話か分からない。
数値で測る
感覚で「ずれている」と言うより、数字を出すと速い。
- 要素の左端の位置
- 要素の幅
- 画面全体の幅と、横のはみ出し量
開発者ツールで測れる。「170pxずれている」と言えると、原因の候補が絞られる。
はみ出しの見つけ方
横スクロールが出るときは、全体の幅と画面の幅を比べる。差が出ていれば、どれかの要素がはみ出している。要素ごとに右端の位置を調べれば、犯人が分かる。
該当箇所だけ渡す
CSSファイル全体を渡すと、関係ない箇所まで変更される。
- 崩れている要素に当たっている指定だけ抜く
- 親要素の指定も一緒に渡す
- 画面幅ごとの指定があれば、それも渡す
2つ目を忘れると原因にたどり着けない。崩れの原因は親にあることが多い。
よくあった原因
実際に直した中で、繰り返し出てきた原因を挙げる。
- まとめて指定する書き方が、別の指定を打ち消していた
- 幅の指定が、中央寄せと組み合わさって意図と逆に働いた
- 画面幅ごとの指定の順番が逆で、後ろが勝っていた
- どこかの要素が画面幅を超え、全体がずれていた
1つ目が多い。四辺をまとめて書く指定は、片側だけ指定した別の指定を上書きする。
直した後に確認する
1か所直すと別の場所が崩れることがある。確認の範囲を決めている。
- 直した画面を、3つの幅で見る(スマホ・タブレット・PC)
- 同じ指定を使っている別のページも見る
- 横のはみ出しが0になっているか測る
2つ目を飛ばして、別ページを崩したことがある。共通の指定を触ったなら、使っている全箇所を見る。
直す前に戻せるようにする
見た目の調整は試行が増えるので、戻せる状態を先に作っている。
- 変更前のファイルを複製しておく
- 開発者ツールで試してから、ファイルに反映する
- 1つ直すごとに確認する。まとめて直さない
2つ目が効率的だった。開発者ツール上なら、値を変えて即座に見た目が変わる。当たりが出てから、その値だけファイルに書く。ファイルを直して読み込み直す往復が無くなり、調整が数分で終わるようになった。
自分で切り分ける
頼む前に、原因の範囲を狭めると速い。
- 開発者ツールで、該当する指定を一時的に消してみる
- 消して直るなら、その指定が原因
- 直らないなら、別の場所を探す
この作業は数分で済む。原因が特定できていれば、頼む範囲が小さくなる。
画像が効く場面もある
写しが無駄というわけではない。言葉と組み合わせると効く。
- 崩れ方が複雑で、言葉にしづらいとき
- 意図した状態の見本がある場合。「こうしたい」を見せる
- どの要素の話か、印を付けて示すとき
2つ目が最も有効だった。理想の状態を画像で見せ、現状を言葉で説明するという組み合わせだと、どちらの情報も欠けない。写し1枚だけを渡すのが問題で、写しそのものが悪いわけではなかった。
まとめ
- 画面の写しだけでは、意図した状態が伝わらない
- 「いまどうか」「どうしたいか」「環境」を分けて書く
- 位置と幅を数値で測ると、原因の候補が絞られる
- 崩れの原因は親要素にあることが多い
- 直した後は、3つの幅と他のページを確認する
関連記事
RELATED
色やサイズを変数にしたら、後から変えるのが楽になった
同じ値を何か所にも書いていました。まとめた後の違いを書きます。
不具合を直す順番を決めたら、原因に辿り着くのが速くなった
手当たり次第に試していました。切り分けの順番を決めた話です。
プラグインを入れる前に、自分で書けないか考えるようになった
小さな機能のために、大きなプラグインを入れていました。判断を変えた話です。