出力が長すぎるとき、字数指定より効いた3つの書き方
「300字で」と指定しても守られないことが多く、別の方法に切り替えました。長さを直接指定しない制御の仕方です。

この記事の結論
- 字数指定は守られないことが多い。数えていないため
- 「形」を指定すると長さが安定する
- 削る基準を先に渡すと、こちらが削る手間が消える
- 字数指定は守られないことが多い。数えていないため
- 「形」を指定すると長さが安定する
- 削る基準を先に渡すと、こちらが削る手間が消える
「300字以内で」と書いても600字返ってくる、という経験は多いと思う。原因と、代わりに使っている3つの書き方を記録しておく。
なぜ字数指定が守られないのか
文章を生成するとき、全体の文字数を見ながら書いているわけではない。次に来る語を選び続けた結果として長さが決まる。書き終わってから数えているのではなく、そもそも数えていないと考えたほうが実態に近い。
そのため「300字」は目安として伝わるが、制約としては弱い。日本語は特にずれやすく、半分や倍になることもある。
試して効果が薄かった書き方
- 「厳密に300字」と強調する — 多少近づくが外れる
- 「300字を超えたら書き直して」 — 自己申告なので当てにならない
- 「簡潔に」 — 解釈の幅が広すぎる
1. 形を指定する
字数ではなく構造を指定すると、結果の長さが安定した。
- 「3つの箇条書き、各1文で」
- 「見出しなしの段落2つ。1段落は3文まで」
- 「表にして。列は項目と理由の2つだけ」
文の数は守りやすい。書きながら数えられる単位だからだと思う。段落や箇条書きの区切りは生成の途中で意識されるため、字数より効く。
2. 削る基準を先に渡す
長くなる原因の多くは、前置きと念のための補足だ。これを名指しで止める。
- 「前置きと結論の繰り返しは書かない」
- 「例は1つだけ。2つ目以降は不要」
- 「注意点は最も重要な1つに絞る」
何を削るか指定すると、出力そのものが短くなる。後から自分で削るより、最初から入らないほうが手間が少ない。
特に効いた一文
「読み手は前提を知っている」と添えると、説明が大幅に減った。長文の多くは初心者向けの補足で膨らんでいる。読み手の水準を伝えるだけで、その層が丸ごと落ちる。
3. 出力の器を先に見せる
最も安定したのは、空の雛形を渡して埋めてもらう方法だった。
以下の形式で埋めてください。各項目は1行です。
結論:
理由:
反対意見:
判断:行数が決まっているので、はみ出しにくい。長さの制約を文字数ではなく器の形で表現していることになる。
この方法の利点は、複数の出力を並べたときに揃うことだ。比較や転記がそのままできる。
逆に長くしたいとき
短くする話の裏返しで、長さが足りないときにも同じ考え方が使える。
- 「各項目について、具体例を1つと反例を1つ」
- 「見出しを7つ立ててから書く」
- 「読者が次に抱く疑問を先回りして1段落ずつ足す」
「もっと詳しく」と言うと同じ話が言い換えられるだけになりやすい。増やす中身を指定するほうが結果が良かった。
組み合わせると安定する
3つを別々に使うより、重ねたほうが揺れが小さい。実際に使っている形はこうなる。
次の形式で書いてください。
- 見出しは3つ
- 各見出しの下は3文まで
- 前置きと結論の繰り返しは書かない
- 例は各見出しに1つだけ
読み手はこの分野の実務経験者です。これで出力のばらつきがかなり減った。毎回同じ指定を書くのは面倒なので、よく使う形は定型文として保存している。
やってみて分かった限界
- 厳密な字数が必要な用途には向かない — 広告文のように上限が決まっているものは、結局こちらで調整する
- 長い出力ほどばらつく — 2,000字を超える指示では形の指定も崩れやすい
- 途中で形式を変えると前半に戻らない — 一度出力が始まったら、やり直したほうが速い
まとめ
- 字数指定が守られないのは、数えていないから
- 文の数・段落の数など、数えられる単位で指定する
- 削る対象を名指しすると、出力自体が短くなる
- 空の雛形を渡すのが最も安定する
- 厳密な上限が必要な用途には、どの方法も不十分
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