第5報で順番が変わった。「まず自分のパソコンを確かめて」の意味と、やり方

「お名前.com デスクトップクラウド」の第5報で、手元のパソコンのフルスキャンとバックアップが「予防的措置」から「至急」に上がりました。第4報で明かされた脅しとの関係と、具体的な確かめ方をまとめます。

この記事の結論

  1. 第5報の中身の多くは第3報と同じ。変わったのはお願いの順番
  2. 手元のパソコンのフルスキャンとバックアップが、末尾の「予防的措置」から冒頭の「至急」に上がった
  3. 第4報で、攻撃者が「接続した利用者のパソコン」へのランサムウェアをほのめかしていたことと重なる
  • 第5報の中身の多くは第3報と同じ。変わったのはお願いの順番
  • 手元のパソコンのフルスキャンとバックアップが、末尾の「予防的措置」から冒頭の「至急」に上がった
  • 第4報で、攻撃者が「接続した利用者のパソコン」へのランサムウェアをほのめかしていたことと重なる

「お名前.com デスクトップクラウド」への不正アクセスについて、GMOインターネットグループとGMOインターネットが10月24日、第5報を出した。同じ日の昼に出た第4報(補償と、脅迫への方針)に続く、この日2本目の発表だ。

題は「ご利用のお客様へ改めてのお願い」。新しい事実の発表ではなく、利用者へのお願いをもう一度出したものだ。ただ、読み比べると大事な変化がある。

第3報と第5報で、何が変わったか

第3報(23日)第5報(24日)
冒頭で「至急」としたもの取引口座のパスワード変更と接続の切断自分の端末の確認とデータのバックアップ
端末のフルスキャンお願いの最後に「予防的措置」としてお願いの最初に「至急」として
パスワード変更・接続の切断などありあり(内容は同じ)

パスワードや接続の切断についてのお願いは、第3報と同じ文面で残っている。前回の記事(パスワードを変えても、つながったまま)で書いた内容は、そのまま有効だ。

変わったのは、手元のパソコンやスマートフォンへの注意が、いちばん上に来たことだ。

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なぜ順番が変わったのか

GMOは理由を書いていない。「お客様の端末への影響を含め、調査を進めております。二次被害防止のための予防的な対応です」とあるだけだ。

ただ、同じ日の第4報には、攻撃者とみられる者からの脅しとして、次の一文があった。

本サービスおよび本サービスに接続したお客様のPCに関する情報の不正公開と、ランサムウェア攻撃の実行

ランサムウェアは、ファイルを使えなくして身代金を求めるウイルスだ。サーバーだけでなく、そこにつないでいた利用者のパソコンも名指しされている。

第5報で端末の確認が先頭に上がったのは、この脅しを受けた対応と読むのが自然だと思う(ここは筆者の読み)。実際に端末が被害を受けたという発表は、今のところない。

手元のパソコンで、やること

GMOが求めているのは「ウイルス対策ソフトによるフルスキャン」と「データのバックアップ」だ。順番も含めて、具体的に書いておく。

1. パスワードは、別の端末で先に変える

これは第3報からのお願いだ。FXの取引口座や取引ツールのパスワードは、FX取引に使っていないスマートフォンや別のパソコンから変える。手元のパソコンが何かに感染していた場合、打った新しいパスワードも取られるおそれがあるからだ。

2. フルスキャンをする

Windowsに標準で入っている「Microsoft Defender」を使っている場合は、次の順にたどる。

  1. スタートメニューから「Windows セキュリティ」を開く
  2. 「ウイルスと脅威の防止」を選ぶ
  3. 「スキャンのオプション」を開き、「フル スキャン」を選んで「今すぐスキャン」

クイックスキャンではなくフルスキャンにする。時間はかかるが、途中で止めない。ほかのウイルス対策ソフトを入れているなら、そのソフトのフルスキャンを使う。

3. バックアップを取り、つなぎっぱなしにしない

ランサムウェアは、つながっている外付けドライブや共有フォルダのファイルも使えなくすることがある。

  • 外付けのドライブなどに大事なファイルを写す
  • 写し終わったら、ドライブを外して保管する
  • GMOは「バックアップしたファイルの取り扱いには十分注意」としている。感染していた場合に備え、バックアップの中のプログラムは不用意に開かない(ここは筆者の補足)

4. リモートデスクトップの設定を見直す

デスクトップクラウドは、手元のパソコンからリモートデスクトップで接続して使うサービスだ。接続の設定によっては、手元のドライブやクリップボードをサーバー側から使えるようにしていることがある。

「リモート デスクトップ接続」の「オプションの表示」→「ローカル リソース」で、ドライブなどを共有する設定になっていないかを確かめておくとよい。サービスは今止まっているが、代替サービスに移るときにも同じ注意が要る(ここは筆者の補足)。

5. スマートフォンも

第5報は「PC・スマートフォン等」と書いている。取引に使うアプリを入れているスマートフォンも、OSとアプリを最新にし、見覚えのないアプリが入っていないかを確かめる。

変わっていないこと

  • ログイン中の全セッションを切断する。パスワードを変えても、FX会社のサーバーの仕様によってはしばらく接続が残る
  • 取引履歴と残高を確かめ、身に覚えのない取引があればまずFX会社に連絡
  • 二段階認証を設定する。使い回しのパスワードや、ブラウザに保存したパスワードも変える
  • 攻撃者を名乗る連絡には、URLもファイルも開かず、返信もしない
  • 見舞金と代替サービスの案内は10月30日まで、補償の申請方法は11月6日までに届く(第4報)

まとめ

  • 第5報は、新しい事実ではなくお願いの出し直し
  • 変わったのは順番。手元の端末のフルスキャンとバックアップが「至急」になった
  • 第4報の脅しに「接続した利用者のPC」へのランサムウェアが入っていたことと重なる
  • パスワードは別の端末で先に。フルスキャン、バックアップは取ったら外す
  • 接続の切断、二段階認証、攻撃者に返信しないことは変わらず必要
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出典

本記事は2026年10月24日時点の公式発表に基づく。第5報で順番が変わった理由はGMOが説明しておらず、第4報との関係は筆者の読みである。Windowsの操作手順やリモートデスクトップの設定についての記述は一般的な案内で、GMOの指示ではない。

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北海道のWEB屋

北海道を拠点に、Web業界14年・サポート実績1,000件以上。WordPressの復旧、サーバー移転、独自ドメインとメールの設定、PHP・JavaScriptの修正まで対応します。相談と見積もりは無料です。

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