毎回手でやっていた作業を、AIに小さな道具を作らせて減らした
月に数回の面倒な作業を、使い捨ての道具で片付けるようになりました。作る基準と、作らない基準の話です。

この記事の結論
- 手でやると30分かかる作業が、道具を作れば数秒で終わる
- 作るのに20分かかるので、繰り返す作業だけが対象
- 使い捨てと割り切ると、作りが雑でも問題にならない
- 手でやると30分かかる作業が、道具を作れば数秒で終わる
- 作るのに20分かかるので、繰り返す作業だけが対象
- 使い捨てと割り切ると、作りが雑でも問題にならない
コードは書けないが、頼めば動くものが返ってくる。手作業で片付けていたものを、小さな道具に置き換えた記録を書く。
置き換えたもの
実際に作って使っているのは、こういう類だ。
- 複数のファイル名を、決まった規則で一括変更する
- CSVから必要な列だけ抜き出して並べ替える
- 画像をまとめて指定のサイズに縮める
- テキストの中から、特定の形の文字列を全部拾う
どれも手でもできるが、件数が増えると現実的でなくなる作業だった。
作る基準
何でも道具にすると、作るほうに時間を取られる。基準を決めた。
- 3回以上やる見込みがある
- 1回あたり10分以上かかる
- 手でやると間違えやすい
3つ目が重要だった。時間が短くても、人が手でやると必ず取りこぼす作業は道具にする価値がある。
作らないと決めたもの
1回きりの作業、判断が必要な作業は手でやる。判断が入るものを自動にすると、確認の手間が増えて元が取れない。
頼み方
やりたいことを、入力と出力で説明すると伝わりやすい。
次の処理をするものを作ってください。
入力:フォルダの中にある .jpg ファイル
処理:横幅を1200pxに縮める。縦横の比は保つ
出力:同じフォルダに、元の名前の後ろに -1200 を付けて保存
環境:macOS。コマンドで実行します。
元のファイルは残してください。最後の1行が重要だった。元を上書きされると取り返しがつかないので、必ず書いている。
最初に少量で試す
いきなり全件に流さない。手順を決めている。
- ファイルを3つだけ別のフォルダに複製する
- そこで実行して、結果を目で確認する
- 問題なければ本番のフォルダで実行する
2つ目を飛ばして失敗したことがある。想定と違う動きをして、100件のファイル名が崩れた。控えがあったので戻せたが、控えが無ければ終わっていた。
使い捨てでよいと割り切る
最初は「きちんと作らないと」と考えて止まっていた。考え方を変えてから進むようになった。
- 人に渡さないので、読みやすさは不要
- 想定外の入力は考えない。駄目なら手で直す
- 次に使うときに動かなければ、また作り直す
3つ目が気楽だった。保守する前提を捨てると、作る心理的な負担が消える。実際、半年前に作ったものは使っていない。
作る前に確認すること
頼む前に、こちらで決めておくと手戻りが減る。
- どこで動かすか。手元か、サーバーか
- 入力はどこにあるか。フォルダか、1つのファイルか
- 結果をどこに出すか。上書きか、別名か
3つ目を決めずに頼むと、既定の動きで上書きされることがある。決めていないことは、相手が決めるので、消えて困るものがあるなら先に言う。
動かす環境を伝える
同じ処理でも、環境によって書き方が変わる。使っているOSと、実行する場所を最初に書くようにした。これを省くと、動かないものが返ってくる。
残しておくもの
とはいえ、何度も使うものは残している。残すときの形も決めた。
- 1つのフォルダにまとめる
- ファイル名を「何をするか」にする
- 先頭に、使い方を3行で書いておく
3つ目が無いと、数か月後に自分で使えない。何を入力して何が出るかだけ書いてあれば足りる。
危ないものは作らない
便利でも、手を出さないと決めた種類がある。
- ファイルを削除するもの
- 公開されている場所を書き換えるもの
- 人のデータを扱うもの
1つ目は特に危ない。条件を1つ間違えると、消すつもりのないものまで消える。削除は手でやると決めている。
まとめ
- 3回以上やる、10分以上かかる、間違えやすい作業が対象
- 入力・処理・出力の形で頼むと、意図が伝わる
- 「元のファイルは残して」は必ず書く
- 少量で試してから本番に流す
- 削除する処理は作らず、手でやる
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