継ぎ目なく回る帯を作る。終わりと始まりを同じにするだけ
繰り返し再生される素材は、1周ぶんの移動量を正確に合わせないと切れ目が見えます。考え方は単純でした。

この記事の結論
- 繰り返す素材は、最後のコマと最初のコマが同じでなければならない
- 並びを2組置いて、1組ぶんだけ流す
- 目分量で作ると、1周ごとに必ず飛ぶ
- 繰り返す素材は、最後のコマと最初のコマが同じでなければならない
- 並びを2組置いて、1組ぶんだけ流す
- 目分量で作ると、1周ごとに必ず飛ぶ
サイトの見出し下やSNSのヘッダーに敷く、流れ続ける帯を作った。考え方は単純だが、ずれると一目で分かる。
何が難しいのか
繰り返し再生される動画は、最後のコマの次に最初のコマが来る。この2つが違っていると、1周ごとに画面が飛ぶ。
1回しか見ないなら気づかないが、延々と流れる帯では必ず目に付く。飛んでいる位置を見るために何周も見ることになり、内容が頭に入らない。
やり方は2組置くだけ
同じ文字の並びを2組、横につなげて置く。そして動画全体で、ちょうど1組ぶんの幅だけ流す。
1組ぶん流れた時点で、2組目が1組目のあった位置に来ている。つまり見た目が開始時とまったく同じになる。これで継ぎ目が消える。
移動量は割合で書く
幅を数字で持つと、文字を1つ増やしたときに合わなくなる。全体幅を200%にして、移動量を50%にした。
translate: `${-(frame / durationInFrames) * 50}% 0px`これなら文字の数や長さが変わっても、勝手に合う。帯に載せる言葉を差し替えても、継ぎ目の調整は要らない。
目分量だと必ずずれる
最初は「だいたいこのくらい」で移動量を決めた。プレビューでは問題なく見えた。
書き出して繰り返し再生したら、1周ごとに文字がわずかに飛んでいた。1ピクセルのずれでも、繰り返すと目に付く。割合で計算し直したら完全に消えた。
速さの決め方
4秒で1周にした。
- 速いと文字が読めない
- 遅いと止まって見えて、流す意味がなくなる
- 文字が読める速さの上限が、そのまま速さの上限になる
読ませたいなら遅く、雰囲気だけなら速くてよい。何のための帯かで決まる。今回は言葉を読ませたいので、遅めにした。
そのまま使える形
継ぎ目を消す条件は1つだけ。1周した時点の見た目が、開始時点と完全に同じであること。
- 帯の中身を2回ぶん並べる — 同じ内容を2つつなげる
- 1周で、ちょうど1つぶんの幅だけ動かす — 動かす距離=中身1つの幅
- 1周したら位置を0に戻す — 2つぶん並べてあるので、戻った瞬間も絵が途切れない
ずれる原因はほぼ端の余白だ。中身と中身のあいだの間隔を、繰り返しの単位に含めること。含めないと、1周ごとに間隔ぶんずれていく。
確認は1周の前後のフレームを並べて見る。動かして眺めるより確実に分かる。
長さを短くできる
継ぎ目がないなら、動画そのものは短くてよい。4秒のファイルを繰り返し再生すれば、何分でも流せる。
ファイルは72KBで済んだ。30秒ぶん書き出すより、4秒を繰り返すほうが圧倒的に軽い。ページに置く素材では、この差が効く。
縦横比を用途に合わせる
1920×400という細長い比率にした。普通の16対9で作ると、上下に使わない余白ができる。
使う場所の形で書き出せば、置いたときに切る必要がない。比率は自由に決められるのは、コードで作る利点の1つだった。
どこで使うか
作ってみて、使い道が3つあった。
- 記事の見出し下に敷く帯
- SNSのプロフィール用ヘッダー
- 別の動画の背景として重ねる
3つ目は思っていなかった使い方だ。継ぎ目がない素材は、どんな長さの動画にも後ろに敷ける。1本作っておくと、別の動画を作るときの部品になる。
文字を増やすときの注意
並べる言葉を4つから6つに増やしても、割合で書いてあるので継ぎ目は崩れない。ただし1周に要する時間は変わらないので、その分だけ流れが速くなる。
読ませたいなら、言葉を増やしたときは動画の長さも伸ばす。ここは自動では決まらないので、増やすたびに見て決めている。
背景は黒にした
サイトは白地だが、帯は黒地に白文字にしている。
白地のページに白地の帯を置くと、どこからどこまでが帯か分からない。帯は「別の層」だと分かる色にする。周囲と同じ色にすると、流れている理由が伝わらない。
確認は繰り返し再生で
継ぎ目があるかどうかは、1回再生しただけでは分からない。3周以上させて初めて目に付く。
ブラウザで繰り返し再生の指定を付けて、しばらく眺めるのがいちばん確実だった。書き出したファイルを編集ソフトで見ても、1周で止まるので判断できない。
あわせて読む
- 音に合わせる動きは、解析せずフレーム数で合わせた — 音を解析する仕組みもありますが、鳴る位置が分かっているなら数で決め打ちするほうが確実でした。
- 縦型動画は、横型を切り出すのではなく別物として作った — 1080×1920で作り直しました。縮めると文字が読めないので、入れる情報そのものを減らしています。
- 操作説明は撮り直すより、画面の写真に注釈を重ねたほうが速い — 丸や吹き出しを座標で書くと、何度でも同じ位置に出せます。写真と注釈を一緒に動かすのが要点でした。
まとめ
ループ素材は、終わりと始まりを一致させるという1点だけを守ればよい。2組置いて1組ぶん流す。この形にしてしまえば、中身を差し替えても崩れない素材になった。
関連記事
RELATED
画像の色を決めた手順
感覚で選ぶのをやめて、決め方を固定しました。
音に合わせる動きは、解析せずフレーム数で合わせた
音を解析する仕組みもありますが、鳴る位置が分かっているなら数で決め打ちするほうが確実でした。
操作説明は撮り直すより、画面の写真に注釈を重ねたほうが速い
丸や吹き出しを座標で書くと、何度でも同じ位置に出せます。写真と注釈を一緒に動かすのが要点でした。